トリガー  人を動かす行動経済学26の切り口

楠本和矢

行動経済学を、マーケティング領域へ! ものが売れない時代の最強ツール

定価
1,760円(本体1,600円+税10%)
ISBN
9784781619286
JANコード
1920033016009
NDC分類
331
発売日
2020年11月7日
判型
四六判  
製本
ページ数
204ページ
カテゴリー
ビジネス・経済

詳細Detail

  • 内容紹介

本書の狙いは、行動経済学を「マーケティング」につなげること──。


今、最もホットなビジネス理論の1つである「行動経済学」。

しかしながら、その注目度に反して、ビジネスプラニングの表舞台に上がってくる機会は決して多くありません。

この学問に興味を持ったビジネスパーソンからも、いかに「転用」すればいいかわからず、活用を断念したという声をよく聞きます。

その主な理由は以下の3つ。


①言葉が難しいから

②体系化されていないから

③検討フレームワークになっていないから


こうした課題を解決し、行動経済学をマーケティング領域で実践的に活用するためのエッセンスまとめたのが本書です。


行動経済学の基礎についての説明を行うほか、

各理論を目的別5カテゴリーに分類し、26の切り口として整理、

アナロジカル・シンキングを使って、現場で使える施策に落としこむまでを順を追って解説します。


理屈だけでは突破できない昨今の成熟化社会において、生活者の感情的、非論理的な判断や選択のメカニズムを説き明かし、それを逆手に取った攻略法、いわば「心のスキ」を突く手法が、まさにこんな時代における事業戦略やマーケティング戦略を考える上での一つの突破口になり得るはずです。

本書が、読者の皆さまが新たなマーケティング施策アイデアを創発する際の、一助になれれば幸いです。



【目次】

はじめに


■CHAPTER1 マーケティング戦略と、行動経済学との距離感

・通念としての「マーケティング戦略」とは何か

・典型的な「非合理的な判断」

・行動経済学は、なぜ使いにくいのか

・行動経済学を、マーケティング領域へ

・参考編 各種理論の整理

コラム1 「ナッジ」について


■CHAPTER2 行動経済学をマーケティングにつなげる26の切り口

・効率良く「好感認知」をつくるための5つの切り口

 1ユーザーを広告塔に

 2それとわかるデザイン

 3強力パートナーに乗る

 4社会的トピックに紐付け

 5ファンから情報発信

コラム2 クレジットカードに対するホンネ


・新たなニーズを創るための7つの切り口

 6リスクを強制想起

 7新たな「敵」の紹介

 8新習慣の創出

 9いい言い訳の提供

 10節目需要の創出

 11ひとまず保有させる

 12とにかく近くに

コラム3 ある家電量販店にいた、PCのセールスパーソン


・魅力的なものに見せるための5つの切り口

 13とにかくNo.1

 14レア感の醸成

 15優良なる未知のもの

 16共感醸成ストーリー

 17第三者レコメンド

コラム4 「ジンクピリチオン効果」の最強事例と思うもの


・購入ストレスを低減するための4つの切り口

 18購入リスクがゼロ

 19選択肢の絞り込み

 20面倒ごとの先送り

 21相対的に選ばせる

コラム5  マイナンバーの普及率はなぜ低いか


・自然に継続させるための5つの切り口

 22「継続する状態」を最初から

 23「一定期間の利用」が前提

 24こまめな達成感

 25更新タイミング可視化

 26続けないと損

コラム6  続けるには、とにかく「宣言」することがベスト



■CHAPTER 3 「26の切り口」を使って、マーケティングアイデアを創出する方法

・アナロジカル・シンキングとは

・「26の切り口」を基点とした、アナロジカル・シンキングの手順

・シミュレーション・ワーク

   ステップ1:前提条件の整理

   ステップ2:「顧客価値」の掘り起こし

   ステップ3:「阻害要因」の探索

   ステップ4:「26の切り口」を使ったアイデア導出

   ステップ5:アイデアの絞り込みと精緻化


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