幸せは弱さにある

曽野綾子

自らの弱さを自覚するとき、人間は初めて強くなる方法を見出します――。曽野綾子さんによる、キリスト教に学ぶ生き方指南。聖書は、強く優しく生きるための知恵の宝庫です!

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
ISBN
9784781607962
NDC分類
193
発売日
2012年7月27日
製本
ページ数
230ページ
カテゴリー
文芸・小説

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
人が本当に幸せに生きる方法とは?聖書を紐解き、曽野綾子が、これからの生き方について語りつくす。
はじめに
これから大切にしなければならないこと

1章 幸せは弱さにある
幸せについての話
心に留めておきたいイエスの出生の秘密
イエスが語った幸せについての話
「心の貧しい人は、幸いである」
どんな状況の中にも喜びの種を見つける
自分の弱さを自覚するとき、初めて強くなる方法を見出す
どんな苦境に立たされても、一生懸命、楽しく生きる

2章 与えられた試練を担う
安心についての話
私たちに約束されているのは、「荊の道」と知る
自分の心に刃をむけて、心のありようを問う
大事なのは、有事に備えるということ
毒麦のままなのか、いい麦に変わっていくのか、ゆっくり見てやる

3章 人と譲り、分かち合う
優しさと強さについての話
命は、分け与えなければならない
「決してあきらめない粘り強い生き方」を私たちはできるか
本当に強い人は、決して威張らない
規則を守ることより大切なことがある
非常事態には超法規と臨機応変の精神で臨む
大人に求められる、弱者に対する配慮、優しさ

4章 愛は義務である
愛についての話
復讐してはならない
求められれば、命をも差し出す
自分を賢いとうぬぼれない、復讐を神に任せる
憎んでる人にほど、親切にする
いらだたず、恨みを抱かない
愛とはそのまま包むこと
裏切らない人よりも、泣く人になる
「好き」と「理性の愛」は違う

5章 人生の基本を学ぶ
生き方についての話
生き方にも基本ルールがある
お金の価値というものは、決して共通のものではない
善いことは隠れてやるのが美しい
つらいときこそ元気にふるまう
簡潔にして具体的な「祈り方」
神は目の前の人のなかにいる

6章 自分らしい働き方を探す
労働についての話
働きたくない者は、食べてはならない
まず、やさしいところから始めなさい
受けるより与えるほうが幸いである
力のある人は水を汲み、力のない人は布をかけてあげる
契約は一度OKしたら、自分で責任を持つ
自分が信じる論理の対極にも正しさはある

7章 不都合を他人のせいにしない
世間についての話
原因を自分以外の他者に求めない
群集心理の恐ろしさ
扇動に乗らない
格差は個性である
世の中にいらない人はいない
些細なことはすべて呑み込む
いわれのない差別やいじめはしていないか

8章 いつ死んでもいいように生きる
死についての話
自分の置かれた境遇に満足する
想定外の連続が人生だと知る
死までのときは縮まっている
死ぬことはもうけもの
「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう」
死を恐れる必要はない
死を前にした老年の技術、三つの鍵で幸せになる

オンライン書店で購入するPaper Books

イースト・プレスの紙の本は全国書店、オンライン書店でお求めいただけます。
※お近くの書店で在庫がない時は、全国の書店カウンターでお取り寄せいただけます。

新刊New Releases

next
prev