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サギ師が使う人の心を操る「ものの言い方」

多田文明著

なぜ、“この一言”に逆らえないのか？
巧みな「言い換え」を見抜き、心理戦に生かす禁断テクニック

定価: 880円（本体800円＋税10%）

ISBN: 9784781680330

JANコード: 1920211008000

NDC分類: 336

発売日: 2017年9月8日

判型: 新書判

製本: 並

ページ数: 192ページ

カテゴリー: ビジネス・経済

シリーズ: イースト新書Q

詳細Detail

内容紹介
目次

流れをOKに持っていく、思わずOKさせる、相手の意表を突く、都合のいい答えを引き出す、さりげなく優位に立つ、そして相手ペースに乗らない……年々厳しくなる摘発をかいくぐるように新たな騙しの手口を編み出すサギ師のマル秘テクニックとは。言ったら相手の心を遠ざけてしまう「NGワード」と、相手の心をがっちりつかむ「OKワード」を紹介。潜入調査に定評のある著者が、彼らと対峙する過程でつかんだ、ビジネス心理戦に生かさない手はない「話し方」の極意。

多田文明（ただ・ふみあき）
ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。1965年北海道旭川市生まれ。日本大学法学部卒業。雑誌「ダ・カーポ」にて『誘われてフラフラ』の連載を担当。2週間に一度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールスなどへの潜入は100カ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じたサイドビジネスに精通する。著書に『ついていったら、こうなった』（彩図社）、『あなたはこうしてだまされる　詐欺・悪徳商法100の手口』（産経新聞出版）、『ワルに学ぶ黒すぎる交渉術』（プレジデント社）、『マンガついていったらこうなった』『迷惑メール、返事をしたらこうなった。』『あやしい求人広告、応募したらこうなった。』（イースト・プレス）などがある。

はじめに　「その一言」が、あなたの人生を左右する

第1章「OKへの流れをつくる」ものの言い方
1　はじめから遠回りしすぎる説明はしなくていい
2　こんな〝盛りすぎ〟の話題にはご用心
3　効果的な「たとえ話」の極意
4　思わず信頼してしまう「積み上げ式」の話術
5　話の「縦軸」と「横軸」を意識する
6　相手の気持ちを引き出す「問いかけ方」
7　相手が思わず決断してしまう「殺し文句」
8　明確な「ゴール」を見せて納得させる

第2章「思わずOKしてしまう」ものの言い方
9　最初に「ありがたみ」を印象づける
10　相手が発した言葉を繰り返しキーワードに使う
11　「ギブ」は忘れさせ、「テイク」は悟らせない
12　「馬から落馬した」的な表現でインパクトを出す
13　いつのまにか同調してしまう畳みかけ方
14　難色を示す相手の心を逆転させる一言
15　あえて失敗の可能性もほのめかす

第3章「相手の意表を突く」ものの言い方
16　ネガティブな言葉は「ガン無視」する
17　〝土俵の外側〟にある回答でけむに巻く
18　スケープゴートを叱りつけて相手をひるませる
19　「聞かれたこと」にしか答えない
20　まず〝高い目標〟を掲げて〝低い目標〟を呑ませる
21　「あなたのためを思って」という罠
22　自分の都合を〝既成事実〟として話す

第4章「都合のいい答えを引き出す」ものの言い方
23　ポジティブな質問で本音を引き出す
24　ネガティブな話題で相手の興味を引く
25　ネガティブな想定でプレッシャーを与える
26　「怒り」が「愛のムチ」に変わる一言
27　「一存では決められない」で相手を板挟みにする
28　相手の手口を逆手に取った聞き方をする

第5章「さりげなく優位に立つ」ものの言い方
29　話の〝起点〟を意識させて相手を動かす
30　「あいづち」を打たない答えで主導権を握る
31　具体的な話にズームインして説得力を高める
32　抽象的な話にズームアウトして期待感を高める
33　話のハードルを下げて納得を得やすくする
34　話のハードルを上げてギブアップさせる
35　自分で説得できない場合は「連係プレー」を使う

第6章「相手ペースに乗らない」ものの言い方
36　「断り文句」はボディーブローのようにきかせる
37　断るときは大げさに「感謝の気持ち」を伝える
38　断るときは〝条件つき〟で伝える
39　「○○しなければ××になる」という最終手段
40　「チェンジアップ話法」で相手を黙らせる
41　〝100％逃げられない〟シーンで優位に立つ返し方
42　相手が〝100%応じられない〟回答をする
43　「二段構え」のトラップをしかける

参考文献