詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
現在、日本には1,718の市町村がある。しかし、現在の市町村の枠組みがスタートした明治中期には、約15,000もの市町村がひしめき合っていた。明治、昭和、平成の大合併を経る過程で、各地で賛否両論があり、その名は場当たり的な「大人の事情」によって決定づけられていく。たった4日で消滅した市、合併で村に“降格”されてしまった町、藩の中心だったのに合併されてしまった市町村など、市区町村名にまつわる雑学をベストセラー作家が完全網羅。
八幡和郎(やわた・かずお)
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は90冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『古代史が面白くなる「地名」の秘密』(洋泉社・歴史新書)、『47都道府県県庁所在都市〈東日本編・西日本編〉』(講談社)、『江戸全170城 最期の運命』『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『消えた都道府県名の謎』(イースト・プレス)などがある。
八幡和郎(やわた・かずお)
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は90冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『古代史が面白くなる「地名」の秘密』(洋泉社・歴史新書)、『47都道府県県庁所在都市〈東日本編・西日本編〉』(講談社)、『江戸全170城 最期の運命』『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『消えた都道府県名の謎』(イースト・プレス)などがある。
はじめに 市区町村の数だけ、そこに生きる人々のドラマがある
第1章 地理マニアも知らない「市区町村名の法則」
なぜ、市区町村名は漢字が多いのか
なぜ、市町村名は収まるべきところに収まるのか
なぜ、市町村は「合併」を繰り返すのか
なぜ、同名の市町村名が各地にあるのか
なぜ、「接頭語」がついた市町村名が多いのか
なぜ、市町村名は「2文字」が多いのか
第2章 ルーツで読み解く消えた市区町村名
ルーツ①──合成地名
一般的によく使われている合成名称/わかりにくすぎて消えた合成地名/いい合成地名の誕生で消えた市町村名
ルーツ②──郡名
郡の中心でなかったのに郡名を市町村名にしたケース/なぜ、「魚沼」は2つあるのか/「郡名=市町村名」が急増した西日本
ルーツ③──カタカナ地名
昭和に生まれ、平成に減少したカタカナ市町村名/幻に終わったカタカナ市町村名
ルーツ④──ひらがな地名
いわき市の成功で全国区になったひらがな市町村名/ひらがな市町村名のほとんどは「大人の事情」で生まれた/ここまでひらがな市町村名にしてしまっていいのか
ルーツ⑤──人名、企業名、宗教団体名
その地方を治めた名家の名字が残った市町村名/天理市だけではない寺社仏閣に関係する市町村名
ルーツ⑥──瑞祥地名
じつはめでたい地名だった全国各地の「松山」/明治、大正、昭和……元号をつけた町村名
ルーツ⑦──広域地名
沖縄県のどこにあるのかわかりにくい沖縄市/令制国名に消された市町村名〈昭和編〉/令制国名に消された市町村名〈平成編〉
第3章 消えた市区町村名なんでも雑学
5つもあった群馬県東村
藩名と市町村名の微妙な関係
村に「降格」された町があった
「飛び地」にまつわるエトセトラ
市町村名になった殿さまの故郷
市町村名に残ったお城、残らなかったお城
歴史から封印された市町村名
第4章 消えた「市」の謎
戦前に市制施行したのに消えた市
大都市に合併された悲運の市
昭和、平成の大合併に翻弄されて消えた市
1年以内に消えてしまった短命の市
那覇市の発展の陰で消えた「2つの市」
第5章 全国11大都市の消えた市区町村名
人口10万人超の町村だらけだった東京23区
かつて織豊村という村があった名古屋市
「洛中」にあった町村、「洛外」にあった町村
大阪市の発足当時は町村部だった難波、天王寺
本当は「福岡県博多市」になるべきだった福岡市
大都市の陰に消えた市区町村名
札幌区から少しずつ拡大していった札幌市/大規模合併で政令指定都市になった仙台市/横浜市が「神奈川市」にならなかった事情/摂津国と播磨国にまたがる神戸市/郡名を区名に採用した広島市/いまでも旧5市に基盤を置いている北九州市
第6章 市区町村名の120年史
すべての市町村名が消滅した時期があった
いわゆる「市町村」の誕生
「郡」はどんな役割があったのか
昭和の大合併、平成の大合併の背景とは
参考文献
第1章 地理マニアも知らない「市区町村名の法則」
なぜ、市区町村名は漢字が多いのか
なぜ、市町村名は収まるべきところに収まるのか
なぜ、市町村は「合併」を繰り返すのか
なぜ、同名の市町村名が各地にあるのか
なぜ、「接頭語」がついた市町村名が多いのか
なぜ、市町村名は「2文字」が多いのか
第2章 ルーツで読み解く消えた市区町村名
ルーツ①──合成地名
一般的によく使われている合成名称/わかりにくすぎて消えた合成地名/いい合成地名の誕生で消えた市町村名
ルーツ②──郡名
郡の中心でなかったのに郡名を市町村名にしたケース/なぜ、「魚沼」は2つあるのか/「郡名=市町村名」が急増した西日本
ルーツ③──カタカナ地名
昭和に生まれ、平成に減少したカタカナ市町村名/幻に終わったカタカナ市町村名
ルーツ④──ひらがな地名
いわき市の成功で全国区になったひらがな市町村名/ひらがな市町村名のほとんどは「大人の事情」で生まれた/ここまでひらがな市町村名にしてしまっていいのか
ルーツ⑤──人名、企業名、宗教団体名
その地方を治めた名家の名字が残った市町村名/天理市だけではない寺社仏閣に関係する市町村名
ルーツ⑥──瑞祥地名
じつはめでたい地名だった全国各地の「松山」/明治、大正、昭和……元号をつけた町村名
ルーツ⑦──広域地名
沖縄県のどこにあるのかわかりにくい沖縄市/令制国名に消された市町村名〈昭和編〉/令制国名に消された市町村名〈平成編〉
第3章 消えた市区町村名なんでも雑学
5つもあった群馬県東村
藩名と市町村名の微妙な関係
村に「降格」された町があった
「飛び地」にまつわるエトセトラ
市町村名になった殿さまの故郷
市町村名に残ったお城、残らなかったお城
歴史から封印された市町村名
第4章 消えた「市」の謎
戦前に市制施行したのに消えた市
大都市に合併された悲運の市
昭和、平成の大合併に翻弄されて消えた市
1年以内に消えてしまった短命の市
那覇市の発展の陰で消えた「2つの市」
第5章 全国11大都市の消えた市区町村名
人口10万人超の町村だらけだった東京23区
かつて織豊村という村があった名古屋市
「洛中」にあった町村、「洛外」にあった町村
大阪市の発足当時は町村部だった難波、天王寺
本当は「福岡県博多市」になるべきだった福岡市
大都市の陰に消えた市区町村名
札幌区から少しずつ拡大していった札幌市/大規模合併で政令指定都市になった仙台市/横浜市が「神奈川市」にならなかった事情/摂津国と播磨国にまたがる神戸市/郡名を区名に採用した広島市/いまでも旧5市に基盤を置いている北九州市
第6章 市区町村名の120年史
すべての市町村名が消滅した時期があった
いわゆる「市町村」の誕生
「郡」はどんな役割があったのか
昭和の大合併、平成の大合併の背景とは
参考文献