消えた都道府県名の謎 意外と知らない「ふるさとの成り立ち」47の物語

消えた都道府県名の謎 意外と知らない「ふるさとの成り立ち」47の物語

八幡和郎

「札幌県」「堺県」を知っていますか?
誰も調べなかった細かすぎる雑学を日本一マニアックに掘り起こす!

定価
880円(本体800円+税10%)
ISBN
9784781680200
JANコード
1920225008003
NDC分類
291
発売日
2016年7月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
208ページ
カテゴリー
歴史・地理
シリーズ
イースト新書Q

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
いまや一般常識となっている47都道府県。地図を見ていると、県名と県庁所在地名が違う県や、各地域が独立しているように見える県など、不思議に感じる点が多々あるが、その背景には明治維新の激動で「消えた府県」の存在があった。公式記録に残っていない幻の県、設置1カ月で消えた県、県庁が半年ごとに変わった県、消滅を繰り返した県、飛び地だらけだった県など、都道府県にまつわる雑学をベストセラー作家が完全網羅。


八幡和郎(やわた・かずお)

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は90冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『古代史が面白くなる「地名」の秘密』(洋泉社・歴史新書)、『47都道府県県庁所在都市〈東日本編・西日本編〉』(講談社)、『江戸全170城 最期の運命』『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの「平和国家・日本」』(イースト・プレス)などがある。
はじめに 都道府県名の謎を知れば、地図を見るのが10倍楽しくなる!

序章 なぜ、都道府県の数は47なのか─誤解だらけの廃藩置県

歴史通でも気づかない「廃藩置県」への誤解
「ひこにゃん」は世田谷区に住む猫だった
「藩」=「地域」は大きな誤解
「県」の前身は「裁判所」だった!?
「藩」と「府県」が混在していたカオスな時代
なぜ「薩摩国」と「鹿児島県」の範囲は違うのか
大きなお城がない県庁所在地の共通点
県名と県庁所在地名が一致しない県がある理由
そもそも「県名」は「住所」には使えなかった!?

第1章 北海道・東北編─戊辰戦争の影響で誕生した「幻の県」の数々

北海道──函館県、札幌県、根室県の「3県時代」
青森県──廃藩置県の露と消えた元会津藩士のロマン
秋田県──元大名の華麗な復活から生まれた矢島県
岩手県──斎藤実、後藤新平、椎名悦三郎、小沢一郎を輩出した旧水沢県
宮城県──東北の一大拠点になる計画だった「石巻県」
福島県──「会津藩が朝敵だから若松県が消滅した」のウソ
山形県──なぜ、伝統の庄内藩は大泉県に改称したのか
新潟県──朝敵・桑名藩領からのし上がった柏崎県
●コラム 県制度の原点となった始皇帝とナポレオン

第2章 関東編─県庁が日本橋にあった「品川県」、千葉にあった「葛飾県」

栃木県──県庁が宇都宮にあるのに栃木県になった謎
群馬県──消滅危機を救った「花燃ゆ」主人公の夫
埼玉県──大宮、熊谷、川越が浦和に勝てなかった理由
茨城県──茨城と千葉の狭間に消えた新治県
千葉県──本当は印旛地域に県庁がなかった印旛県
東京都──本当は品川に県庁がなかった品川県
神奈川県──北条氏滅亡のリベンジを果たした足柄県の誕生
●コラム 県庁所在地より栄えている都市

第3章 中部編─松本にあった「筑摩県」消滅の裏事情

長野県──県北の小さな門前町の名が残った理由
山梨県──なぜ、県庁所在地が山梨市ではないのか
静岡県──虚偽申告から生まれた堀江県
富山県──じつは大部分が金沢県だった越中国
石川県──1年で消えてしまった能登国の七尾県
福井県──敦賀県が越前一国を管轄した「大人の事情」
岐阜県──小さな町から広範囲を管轄した笠松県
愛知県──三河一国を管轄しながら1年で消えた「額田県」
●コラム 名建築として知られる都道府県庁

第4章 近畿編─なぜ「彦根県」「姫路県」は存続しなかったのか

京都府──同名回避のために誕生した亀岡県と舞鶴県
兵庫県──なぜ、大県だった姫路県と豊岡県は消滅したのか
三重県──伊勢神宮の門前町から生まれた度会県
滋賀県──大津県と彦根県の勝敗を分けたもの
大阪府──明治時代から続く「大阪vs.堺」の主導権争い
奈良県──「大阪vs.堺」バトルに巻き込まれた郊外の悲哀
和歌山県──「紀州藩一強」のはずが3県に分裂

第5章 中国・四国編─地図から「香川県」「徳島県」が消えた時代

鳥取県──「旧藩領=現県域」を誇る県が3つに分かれた時代
岡山県──「岡山vs.倉敷」バトルの歴史的背景
香川県──2度消滅しても凹まなかった県民たち
徳島県──阿波国、讃岐国、淡路国を手中に収めた名東県
島根県──征長戦争からの流れで不遇だった浜田県
広島県──かつては深津県として独立していた福山
山口県──維新の勝者・長州藩が抱えていた特殊事情
愛媛県──閉塞感を破った神山県、石鉄県という県名
高知県──なぜ、高知県は一度もつぶれなかったのか

第6章 九州編─「佐賀県」「宮崎県」がいったん消滅した理由

福岡県──広大な県域の陰に消えた三瀦県と小倉県
大分県──九州の「州都」の可能性を秘めていた日田県
佐賀県──佐賀を県庁所在地から陥落させた3つの県
長崎県──江戸府、京都府、大阪府に次いで重要だった長崎府
熊本県──消滅後は管轄をたらい回しにされた天草県
宮崎県──「美しすぎる県名」の古すぎる由来
鹿児島県──薩摩藩の強さが生んだ辺境をめぐるドラマ
沖縄県──廃藩置県の翌年に新設された琉球藩の悲哀
●コラム 天守閣と都道府県庁所在地

参考文献

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