プロ野球ドラフト「黄金世代」読本 ファンを熱狂させた「8つの世代」

手束仁

なぜ、「怪物」は同じ学年に集中するのか?
高校野球&ドラフト取材歴30年の著者が分析!

定価
734円(本体667円+税10%)
ISBN
9784781671505
JANコード
1920175006678
NDC分類
783
発売日
2016年10月7日
判型
文庫判  
製本
ページ数
240ページ
カテゴリー
趣味・実用
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
「藤浪晋太郎&大谷翔平」世代、「斎藤佑樹&田中将大」世代、「KK-桑田真澄&清原和博」世代、「江川卓」世代、「ダルビッシュ有」世代、「松坂大輔」世代、「菊池雄星」世代、「松井裕樹&森友哉」世代……野球界ではしばしば同年代の選手たちをひと括りにし、その中の代表的な選手を表看板にした「世代」で語られることがある。本書は、過去何十年かのプロ野球を8つの「世代」で括り、それぞれの世代の代表的選手をピックアップし、将来への期待も込めて描いた。

手束仁(てづか・じん)
愛知県生まれ、1981年、國學院大學卒。スポーツジャーナリストとして、スポーツの感動と素晴らしさを温かく伝えることをモットーとしている。特に、高校野球を中心として、学校や時代に関しても鋭く切り込む。主な著書に『高校野球マネー事情』『プロ野球名言珍言108選』(日刊スポーツ出版社)、『高校野球を200%楽しむ観戦読本』(実業之日本社)、『プロ野球ユニフォームセレクション』(洋泉社)、『プロ野球にとって正義とは何か』『プロ野球「もしも」読本』『プロ野球「背番号」雑学読本』(イースト・プレス)などがある。『高校生新聞』特派記者などを務める一方、2012年、編集制作プロダクションとメディアミックスの株式会社ジャスト・プランニングを設立。
はじめに プロ野球は「世代」で語ると面白い!

第一章 「藤浪晋太郎&大谷翔平」世代[2012年]
新時代を担う“若き怪物”たちの世代
藤浪晋太郎 球史に残る「甲子園不敗神話」
大谷翔平 「二刀流」で新しいプロ野球像を創造
濱田達郎 かつての“ビッグ3”は今が試練の時
北條史也 甲子園を知り尽くした次世代の「阪神の顔」
鈴木誠也 入団4年目にして「神ってる」存在に飛躍

第二章 「斎藤佑樹&田中将大」世代[2006年]
伝説の「引き分け再試合」を戦ったあの世代
斎藤佑樹 “持ってる男”の真価はいつ発揮されるのか
田中将大 “マー君”から“球界の大エース”へ
坂本勇人 堂上直倫の「外れ1位」が今や打のヒーローに
前田健太 誰よりも早く甲子園を経験した広島のエース
堂上直倫 野球一家のサラブレッドがベールを脱ぐ時
大石達也 ドラフト6球団競合で「時の人」に
大嶺祐太 「なんくるないさぁ」でプロでもマイペース
澤村拓一 無名の控え投手が大学でブレイク
塩見貴洋 大学で一気に開花した「遅れてきた才能」
伊志嶺翔大 華やかなスポットライトの陰に咲く

第三章 「KK─桑田真澄&清原和博」世代[1985年]
80年代を彩った「PL学園」黄金世代
桑田真澄 クレバーな投球術が光った「小さな大エース」
清原和博 「記録」以上に「記憶」に残る強烈な存在感
田中幸雄 プロ入り2打席目で「脇役」から「スター」に
遠山昭治 10年のブランクをおいて勝利した異色投手
佐々木主浩 世界の「DAIMAJIN」になった剛腕
大森 剛  「未完の大器」に終わった大学野球のエリート
佐々岡真司 中国地方で野球人生を完結した大エース
渡辺智男 「KK」を沈黙させた快挙の立て役者
西山秀二 中学時代に桑田の球を受けた男

第四章 「江川卓」世代[1973年]
「怪物」に立ち向かった1955年生まれ世代
江川 卓  ドラフトを一大イベントにまでした怪物
達川光男 “強い広島”を支えた「広商野球」の申し子
袴田英利 「江川の女房役」として名を馳せた名捕手
山倉和博 「江川を打っていた男」として名を上げる
石井昭男 原辰徳より先に「四番サード」を張る
遠藤一彦 「江川は小次郎、俺が武蔵だ!」
掛布雅之 「江川フィーバー」の陰でドラフト6位入団

第五章 「ダルビッシュ有」世代[2004年]
21世紀“最高の投手”を打ち崩そうとした世代
ダルビッシュ有 メジャーでも常に進化を続ける快腕
涌井秀章 ライバルの存在を「力」に変える
石川雄洋 挫折を肥やしに成長を続ける天才児
陽 岱鋼  ドラフトで流した涙も今は昔
田澤純一 ダルビッシュ世代のメジャーリーガー第一号
榎田大樹 社会人でもまれ進化した遅咲きのサウスポー
坂田 遼  「鶏口」の道を選び北の大地で実力開花
森福允彦 私学4強の誘いを蹴った“三河のドクターK”

第六章 「松坂大輔」世代[1998年]
数々のスターを生んだ20世紀最後の黄金世代
松坂大輔 日米の頂点に立った「世代の旗手」
東出輝裕 メジャーより「広島一筋」を選んだ熱い男
新垣 渚  「ホークス入り」の信念を貫いた速球派エース
古木克明 「プロの洗礼」に勝てなかった元ヒーロー
藤川球児 ストッパー転向で「大化け」
久保康友 社会人で苦しんだ松坂世代「最後の大物」
小池正晃 松坂の陰で横浜高を支えた「いぶし銀」
森本稀哲 「松坂世代」屈指の身体能力の持ち主
木佐貫 洋 15年の時を経て高校時代の雪辱を果たす
和田 毅  「あんな投手」と言われた悔しさをバネに成長
村田修一 「松坂に打ち勝ちたい」の思いで野手に転向
江草仁貴 人生逆転を果たした「遅れてきたエース」
館山昌平 松坂にもっとも敗れ、もっとも迫ったエース
小谷野栄一 世代の中でもっとも早く“松坂体験”をした男
梵 英心  休部した「日産精神」を誇りに広島をけん引
久保田智之 投手と捕手の元祖「二刀流」で甲子園に

第七章 「菊池雄星」世代[2009年]
どの世代よりも甲子園での活躍が光る世代
菊池雄星 「みちのくの星」から「西武の星」へと進化
筒香嘉智 「伸び悩む大砲」がついに輝く
堂林翔太 屈辱の甲子園決勝を成長の起爆剤に
今村 猛  雄星と対照的な“ポーカーフェイス”が武器
今宮健太 「山椒は小粒でもピリリと辛い」を地で行く男
岡田俊哉 智辯和歌山の“常識”を変えたサウスポー

第八章 「松井裕樹&森友哉」世代[2013年]
“投打の両雄”以外にも期待の大器がそろった世代
松井裕樹 「2年生で22奪三振」から守護神に転身
森 友哉 強豪校で2年から正捕手をつかんだ“才能の塊”
田口麗斗 甲子園では不運だったが、プロでは強運を発揮
横田慎太郎 プロのDNAを継承したポテンシャル

終章 彼らは「最強の世代」になれるか[2014・2015年]
“入団即スター”が目白押しだった「2014年世代」
40代監督の続出でチャンス拡大の「2015年世代」

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