山口組激動史〈第1部〉誕生から分裂まで

大道智史

日本最大の極道組織、全国制覇への道程。

定価
838円(本体762円+税10%)
ISBN
9784781670621
JANコード
1920136007621
NDC分類
368
発売日
2012年1月31日
判型
文庫判  
製本
ページ数
248ページ
カテゴリー
ノンフィクション
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
大正4年、神戸の港湾労務者だった山口春吉により結成された山口組。その実子である二代目組長山口登を経て、三代目田岡一雄の時代には全国に展開、押しも押されもせぬ最大の極道組織となる。しかし、田岡組長の死に続き、四代目最有力候補であった山本健一若頭の死によって跡目問題が勃発、内部分裂という最大の危機に直面する。その最中、四代目竹中正久組長が暗殺されという衝撃の事件が起きる──。数々の抗争を勝ち抜き、比類なき大勢力を築きあげた山口組激動の軌跡、全2巻。

【著者紹介】
大道智史 おおみち・さとし 1938年生まれ。大阪市出身。関西を中心に暴力団関連の取材歴30年。関係各誌に記事を連載。2011年2月逝去。
はじめに──戦前の山口組から田岡三代目

第1章 念願の大阪進出で勢力拡大
山口組の名を知らしめた「鶴田浩二殴打事件」
大阪での地位を不動にした「明友会事件」
和解不成立で抗争ドロ沼化
血の海と化した明友会アジト

第2章 全国侵攻の尖兵「殺しの軍団」柳川組
わずか8人で100人に殴り込み
本多会と全面抗争突入寸前となった大垣事件

第3章 西日本各地への進出と地元組織との抗争
「別府事件」─シノギの利権争いから過激抗争へ
「広島代理戦争」─打越会対山村組宿命の対決
「博多事件」─〝夜桜銀次〟殺害事件が発端
「小松島事件」─全国制覇への先駆け
「松山事件」─白昼の市街で壮絶な銃撃戦

第4章 足かけ4年にわたる「大阪戦争」
殺戮の「ジュテーム事件」で幕開け
白昼の「大阪日本橋事件」
田岡組長狙撃さる! 衝撃の「ベラミ事件」
先陣を切って山健組が報復戦を開始
田岡組長狙撃犯・鳴海清殺害事件の謎
山本健一若頭による異例の「抗争終結宣言」

第5章 山口組最大の危機に直面した四代目継承問題
山本広組長代行と竹中正久若頭の暗闘
一和会誕生で高まった対決ムード
山口組が突きつけた「絶縁状」と一和会の「反論状」
運命の昭和60年1月26日

オンライン書店で購入するPaper Books

イースト・プレスの紙の本は全国書店、オンライン書店でお求めいただけます。
※お近くの書店で在庫がない時は、全国の書店カウンターでお取り寄せいただけます。

新刊New Releases

next
prev