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- 内容紹介
- 目次
「坂本龍馬と武市半平太ってどういう関係?」「だれが尊王派でだれが佐幕?」「芹沢鴨はなぜ殺されたの?」「そもそもだれとだれが敵で味方で……?」──ドラマを見ていてもイマイチわかりにくい複雑な人間関係を、図解で「スッキリ」と整理。坂本龍馬、勝海舟、土方歳三など日本の未来のために命を賭けた志士55人を、友人・政敵・師弟・親族などの人物相関図と、とっておきのエピソードで紹介。この一冊で幕末史が一望できる。
【文庫書き下ろし】
はじめに
スッキリわかる幕末年表
第一章 坂本龍馬と土佐藩
坂本(さかもと)龍馬(りょうま)
新しき日本像を描き、多くの志士を突き動かす
勝に弟子入りし、攘夷から開国へと転向
新時代を夢見、大政奉還を献策
中岡(なかおか)慎太郎(しんたろう)
盟友・坂本龍馬とともに雄藩を動かす
平和的外交を夢見た龍馬との思想的違い
岩崎(いわさき)弥太郎(やたろう)
幕末をビジネスで戦い、土佐藩と海援隊を支える
武市(たけち)半平太(はんぺいた)
土佐勤王党を率いて藩主と対立
「一藩勤王」を掲げ朝廷工作に尽力するが……
岡田(おかだ)以蔵(いぞう)
武市半平太が京都に放った暗殺剣
山内(やまうち)容堂(ようどう)
「四賢侯」に数えられた文武両道の大名
勤王か佐幕か、あいまいな態度で藩政が混乱
後藤(ごとう)象二郎(しょうじろう)
藩主容堂の下、幕末の土佐藩を動かした若き参政
龍馬と2人で未来の日本を設計する
板垣(いたがき)退助(たいすけ)
倒幕に向け暗躍し、土佐藩を官軍にする
第二章 長州藩
長州藩の動き
維新の先駆けとなり多くの英雄を輩出
吉田(よしだ)松陰(しょういん)
維新の原動力となった言行一致の革命思想
過激さはますますエスカレート
高杉(たかすぎ)晋作(しんさく)
時代を倒幕へと転換させた幕末維新の風雲児
奇兵隊創設、そして倒幕へ
桂(かつら)小五郎(こごろう)
志士でありながら激情に流されぬ真の政治家
久坂(くさか)玄瑞(げんずい)
攘夷を決行した尊王攘夷過激派
大村(おおむら)益次郎(ますじろう)
近代軍事の最高責任者に出世した村医者
伊藤(いとう)博文(ひろぶみ)
貧農から身を起こし初代首相となる
第三章 薩摩藩
薩摩藩の動き
時代を牽引し続けた維新最大の立役者
西郷(さいごう)隆盛(たかもり)
一藩士の生き様を貫いた敬天愛人の英雄
身を滅ぼせど愛された「一藩士」の生涯
大久保(おおくぼ)利通(としみち)
倒幕から新政府構築まで辣腕をふるい続ける
慶喜に失望、倒幕の意志を固めて維新へ
島津(しまづ)斉彬(なりあきら)
薩摩の志士を近代化へと感化した名藩主
公武合体を目指すも志半ばで急死
島津(しまづ)久光(ひさみつ)
武威で幕政改革を目指した薩摩藩の実質的指導者
小松(こまつ)帯刀(たてわき)
柔和な人柄と明晰な頭脳で誰からも頼られた
倒幕の意志はあれど穏健派だった
五代(ごだい)友厚(ともあつ)
常に海の外を見続けた薩摩きっての開国派
第四章 新撰組
新撰組の動き
幕府と運命をともにし「誠」に生きた虎狼
近藤(こんどう)勇(いさみ)
幕府に従い幕府に殉じたラストサムライ
幕府は衰退しても変わらぬ忠誠心
土方(ひじかた)歳三(としぞう)
新撰組内部からも恐れられた鬼の副長
たとえ身は蝦夷の島根に朽ちるとも……
沖田(おきた)総司(そうじ)
言葉より剣で語った新撰組随一の天才剣士
伊東(いとう)甲子太郎(かしたろう)
倒幕のため新撰組首脳暗殺を謀って返り討ちに
芹沢(せりざわ)鴨(かも)
「幕府の意志」に殺された新撰組局長
松平(まつだいら)容保(かたもり)
佐幕派を貫き幕府の身代わりとなった新撰組の上司
清河(きよかわ)八郎(はちろう)
一介の浪士の身で倒幕を志した大策略家
第五章 江戸幕府
江戸幕府の動き
長く続いた安定政権に訪れた闇
徳川(とくがわ)慶喜(よしのぶ)
尊王と攘夷の狭間で翻弄された最後の将軍
大政奉還で描いた逆転の新政権構想
勝(かつ)海舟(かいしゅう)
新時代到来を見据えた幕臣随一の開明派
幕府の幕引き役として江戸城無血開城実現
篤姫(あつひめ)
「徳川の女」を貫いた将軍御台所
阿部(あべ)正弘(まさひろ)
開国への第一歩を踏み出した改革派老中
井伊(いい)直弼(なおすけ)
幕府専制によって内憂外患の打破を図る
秩序安定を求めた安政の大獄
徳川(とくがわ)斉昭(なりあき)
過激な尊王攘夷を唱えた水戸の烈公
大老井伊直弼との政争に敗れて
徳川(とくがわ)家茂(いえもち)
愛する皇女を残して急死した若き将軍
和宮(かずのみや)
公武合体のため徳川の嫁になった皇女
大久保(おおくぼ)一翁(いちおう)
いち早く「大政奉還」を唱えた開明派
幕府に利用された孤独な能吏
榎本(えのもと)武揚(たけあき)
維新の動乱期を海外で過ごした国際派軍人
山岡(やまおか)鉄舟(てっしゅう)
「剣」を極め「和」の心で維新に当たる
第六章 朝廷
朝廷の動き
大政奉還で実現した朝廷の復権
岩倉(いわくら)具視(ともみ)
維新の汚れ役で不屈の行動派だった朝廷の策士
策士復活、王政復古を画策する
三条(さんじょう)実美(さねとみ)
七卿落ちした尊攘派公卿のリーダー
犬猿の仲の岩倉具視と提携する
孝明(こうめい)天皇(てんのう)
鎖国攘夷を主張しながらも親幕派だった天皇
明治(めいじ)天皇(てんのう)
倒幕派に擁立された「玉」
第七章 開明藩主
鍋島(なべしま)直正(なおまさ)閑叟(かんそう))
倒幕直前まで中立を貫いた「肥前の妖怪」
伊達(だて)宗城(むねなり)
武力倒幕を否定した小藩の賢君
松平(まつだいら)春嶽(しゅんがく)慶永(よしなが))
公武合体と徳川家存続に苦慮し続ける
第八章 思想家
佐久間(さくま)象山(しょうざん)
佐幕派にも尊王派にも多くの弟子を輩出
藤田(ふじた)東湖(とうこ)
尊王攘夷派に熱く支持された後期水戸学の大成者
橋本(はしもと)左内(さない)
安政の大獄で散った福井の若き英才
横井(よこい)小楠(しょうなん)
松平春嶽を支えた経世済民の思想家
緒方(おがた)洪庵(こうあん)
西洋医学で「医は仁術」を実践
第九章 外国人
タウンゼント・ハリス
困難な条約締結を実現させた敏腕外交官
レオン・ロッシュ
幕府支援で公使を罷免されたフランス外交官
アーネスト・サトウ
新政権の国家ビジョンに影響をあたえる
トーマス・グラバー
西南雄藩の倒幕運動を影で支えたイギリス商人
参考文献
スッキリわかる幕末年表
第一章 坂本龍馬と土佐藩
坂本(さかもと)龍馬(りょうま)
新しき日本像を描き、多くの志士を突き動かす
勝に弟子入りし、攘夷から開国へと転向
新時代を夢見、大政奉還を献策
中岡(なかおか)慎太郎(しんたろう)
盟友・坂本龍馬とともに雄藩を動かす
平和的外交を夢見た龍馬との思想的違い
岩崎(いわさき)弥太郎(やたろう)
幕末をビジネスで戦い、土佐藩と海援隊を支える
武市(たけち)半平太(はんぺいた)
土佐勤王党を率いて藩主と対立
「一藩勤王」を掲げ朝廷工作に尽力するが……
岡田(おかだ)以蔵(いぞう)
武市半平太が京都に放った暗殺剣
山内(やまうち)容堂(ようどう)
「四賢侯」に数えられた文武両道の大名
勤王か佐幕か、あいまいな態度で藩政が混乱
後藤(ごとう)象二郎(しょうじろう)
藩主容堂の下、幕末の土佐藩を動かした若き参政
龍馬と2人で未来の日本を設計する
板垣(いたがき)退助(たいすけ)
倒幕に向け暗躍し、土佐藩を官軍にする
第二章 長州藩
長州藩の動き
維新の先駆けとなり多くの英雄を輩出
吉田(よしだ)松陰(しょういん)
維新の原動力となった言行一致の革命思想
過激さはますますエスカレート
高杉(たかすぎ)晋作(しんさく)
時代を倒幕へと転換させた幕末維新の風雲児
奇兵隊創設、そして倒幕へ
桂(かつら)小五郎(こごろう)
志士でありながら激情に流されぬ真の政治家
久坂(くさか)玄瑞(げんずい)
攘夷を決行した尊王攘夷過激派
大村(おおむら)益次郎(ますじろう)
近代軍事の最高責任者に出世した村医者
伊藤(いとう)博文(ひろぶみ)
貧農から身を起こし初代首相となる
第三章 薩摩藩
薩摩藩の動き
時代を牽引し続けた維新最大の立役者
西郷(さいごう)隆盛(たかもり)
一藩士の生き様を貫いた敬天愛人の英雄
身を滅ぼせど愛された「一藩士」の生涯
大久保(おおくぼ)利通(としみち)
倒幕から新政府構築まで辣腕をふるい続ける
慶喜に失望、倒幕の意志を固めて維新へ
島津(しまづ)斉彬(なりあきら)
薩摩の志士を近代化へと感化した名藩主
公武合体を目指すも志半ばで急死
島津(しまづ)久光(ひさみつ)
武威で幕政改革を目指した薩摩藩の実質的指導者
小松(こまつ)帯刀(たてわき)
柔和な人柄と明晰な頭脳で誰からも頼られた
倒幕の意志はあれど穏健派だった
五代(ごだい)友厚(ともあつ)
常に海の外を見続けた薩摩きっての開国派
第四章 新撰組
新撰組の動き
幕府と運命をともにし「誠」に生きた虎狼
近藤(こんどう)勇(いさみ)
幕府に従い幕府に殉じたラストサムライ
幕府は衰退しても変わらぬ忠誠心
土方(ひじかた)歳三(としぞう)
新撰組内部からも恐れられた鬼の副長
たとえ身は蝦夷の島根に朽ちるとも……
沖田(おきた)総司(そうじ)
言葉より剣で語った新撰組随一の天才剣士
伊東(いとう)甲子太郎(かしたろう)
倒幕のため新撰組首脳暗殺を謀って返り討ちに
芹沢(せりざわ)鴨(かも)
「幕府の意志」に殺された新撰組局長
松平(まつだいら)容保(かたもり)
佐幕派を貫き幕府の身代わりとなった新撰組の上司
清河(きよかわ)八郎(はちろう)
一介の浪士の身で倒幕を志した大策略家
第五章 江戸幕府
江戸幕府の動き
長く続いた安定政権に訪れた闇
徳川(とくがわ)慶喜(よしのぶ)
尊王と攘夷の狭間で翻弄された最後の将軍
大政奉還で描いた逆転の新政権構想
勝(かつ)海舟(かいしゅう)
新時代到来を見据えた幕臣随一の開明派
幕府の幕引き役として江戸城無血開城実現
篤姫(あつひめ)
「徳川の女」を貫いた将軍御台所
阿部(あべ)正弘(まさひろ)
開国への第一歩を踏み出した改革派老中
井伊(いい)直弼(なおすけ)
幕府専制によって内憂外患の打破を図る
秩序安定を求めた安政の大獄
徳川(とくがわ)斉昭(なりあき)
過激な尊王攘夷を唱えた水戸の烈公
大老井伊直弼との政争に敗れて
徳川(とくがわ)家茂(いえもち)
愛する皇女を残して急死した若き将軍
和宮(かずのみや)
公武合体のため徳川の嫁になった皇女
大久保(おおくぼ)一翁(いちおう)
いち早く「大政奉還」を唱えた開明派
幕府に利用された孤独な能吏
榎本(えのもと)武揚(たけあき)
維新の動乱期を海外で過ごした国際派軍人
山岡(やまおか)鉄舟(てっしゅう)
「剣」を極め「和」の心で維新に当たる
第六章 朝廷
朝廷の動き
大政奉還で実現した朝廷の復権
岩倉(いわくら)具視(ともみ)
維新の汚れ役で不屈の行動派だった朝廷の策士
策士復活、王政復古を画策する
三条(さんじょう)実美(さねとみ)
七卿落ちした尊攘派公卿のリーダー
犬猿の仲の岩倉具視と提携する
孝明(こうめい)天皇(てんのう)
鎖国攘夷を主張しながらも親幕派だった天皇
明治(めいじ)天皇(てんのう)
倒幕派に擁立された「玉」
第七章 開明藩主
鍋島(なべしま)直正(なおまさ)閑叟(かんそう))
倒幕直前まで中立を貫いた「肥前の妖怪」
伊達(だて)宗城(むねなり)
武力倒幕を否定した小藩の賢君
松平(まつだいら)春嶽(しゅんがく)慶永(よしなが))
公武合体と徳川家存続に苦慮し続ける
第八章 思想家
佐久間(さくま)象山(しょうざん)
佐幕派にも尊王派にも多くの弟子を輩出
藤田(ふじた)東湖(とうこ)
尊王攘夷派に熱く支持された後期水戸学の大成者
橋本(はしもと)左内(さない)
安政の大獄で散った福井の若き英才
横井(よこい)小楠(しょうなん)
松平春嶽を支えた経世済民の思想家
緒方(おがた)洪庵(こうあん)
西洋医学で「医は仁術」を実践
第九章 外国人
タウンゼント・ハリス
困難な条約締結を実現させた敏腕外交官
レオン・ロッシュ
幕府支援で公使を罷免されたフランス外交官
アーネスト・サトウ
新政権の国家ビジョンに影響をあたえる
トーマス・グラバー
西南雄藩の倒幕運動を影で支えたイギリス商人
参考文献