SNS変遷史 「いいね!」でつながる社会のゆくえ

天野 彬

2004年のmixiからInstagram、TikTokまで、たった15年!
評価も承認欲求も可視化するSNSが、人間関係を一変させた!

定価
994円(本体920円+税8%)
ISBN
9784781651187
JANコード
1920230009200
発売日
2019年10月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
328ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介

2004年のmixiからInstagram、TikTokまで、たった15年! 評価も承認欲求も可視化するSNSが、人間関係を一変させた!

mixi、facebook、Twitter、Instagram、LINE、Snapchat、TikTok……。 誕生から、わずか15年あまり。SNSは人間関係を、社会のあり様を、大きく変えた。

情報との出会いは「ググる」から「#タグる(タグ+手繰る)」へ。 コミュニケーションは「テキスト」から「ビジュアル」へ。

ツールの入れ替わりの要因を探るとともに、その裏側にあるユーザーの「承認欲求」と「シェアの心理」の変遷を追う!

◎「最近のSNSには、なんだかついていけない」と思わせる原因とは?

◎ブログや2ちゃんねるが生んだネットカルチャーは、今のSNSにも影響を及ぼしている?

◎「SNS投稿=承認欲求」という単純な図式では、もはやユーザーマインドは理解できない?

◎なぜ若者たちは、InstagramやTikTokにハマっていくのか?

◎仮想通貨、VR、AR……。進化し続けるSNSは、これからどこに向かうのか?

気鋭の若手メディア研究者が、生活に密接したソーシャル・メディアの変遷と展望を読み解く!


〈目次〉

はじめに

第一章 SNSの現在地──各ツールの使われ方と特性
ある「若いSNSユーザー」の一日
MAUから見るSNS利用状況
「ザ・SNS」であるフェイスブック
インスタグラムで「体験をシュア」する
ツイッターは「つぶやく」というより「さえずる」
LINEやユーチューブはSNSか?
SNSの利用法マッピング

第ニ章 SNS黎明期──理想主義とリアルタイムウェブ
パソコン通信から、個人サイトやメールマガジンへ
日本のソーシャル環境は2ちゃんねるの道に通ず
2ちゃんねるが生み出したネットカルチャー
ブログがネット言説を育んだ
分散化の端緒としてのブログ・サービス
ネットサーフィンから、「ググる」へ
ソーシャルブックマークにあった可能性
ウェブ2・0のビジョン
口コミとCGMへの注目
日本発
SNS「ミクシィ」の意義
リアルタイムウェブという転機
ツイッターの象徴となった「なう」
ツイッターによって生まれる新たなエンターテインメント:祭り
緊急事態における
SNSの効力
フェイスブックは、なぜ世界一の
SNSになったのか?
SNSの成否を左右する「ネットワーク効果」
SNSを統御するアルゴリズム
Google+の挑戦
イノベーションとしての「いいね!」
模倣の理論と投資家の論理
SNS時代に生まれた「バズ」現象
SNS活用の三つのM:観察、交流、測定
ニコニコ動画のN次創作
「仮想世界」「集合知の力」というつながりの想像力
「セカイカメラ」のポテンシャルを振り返る

第三章 SNS拡大期──スマホシフトとビジュアルコミュニケーション
「スマホシフト」がサービスの覇権を変えた
アテンション・エコノミーの時代へ
体験を伝える「ビジュアルコミュニケーション」
映画『シェフ』と”Billy's Donuts”に見る、
SNSと小規模ビジネス
「マッチング・アプリ」が生む出会い
「暇な女子大生」に見る、
SNS時代の性愛
「インスタグラム」誕生の秘密
インスタグラムと「映え」の切っても切れない関係
流行語にまでなった「インスタ映え」
情報との出会いは「ググる」から「タグる」へ
なぜハッシュタグが大事なのか?
ハッシュタグは
SNS時代の巻き込みツール
Vine、MixChannelなど、手軽な動画プラットフォームの誕生
カップルのキス動画は不純だったか?
ライブストリーミングがもたらす娯楽と投げ銭文化

第四章 SNS定着期──シェアの多様化とシミュラークル拡散
我シェアする、ゆえに我あり
人々は
SNSで何をシェアしているのか?
動画時代のES―M―L
TikTokが流行る三つの理由
TikTokは模倣的なシェアを加速させる
「シミュラークル」と「いいね!」の深い関係
人は本能的に模倣したがる
モノからコトへの価値シフト
 インフルエンサーはテレビタレントと影響力で拮抗する
インフルエンサーのビジネス利用
既存メディアの信頼性とインフルエンサーの信望性
SNSを使ったファンとのつながり方
「情報」量から「コミュニケーション」量へ
情報拡散の三つのパターン:マス、インフルエンサー、シミュラークル
情報は「ミドル・アップ・ダウン」で拡散する

第五章 SNSのゆくえ──コミュニケーション速度と分有のあり方
SNSは世界をつなぐ「お金」となるか?
リブラが新たなる交換様式となる可能性
映画『ザ・サークル』からシェアについて考える
"Sharing is Caring"に潜む問題点
オープンな
SNS終わる?
「ダンバー数」というコミュニティを紐とくマジックナンバー
安心社会の
SNS:世間ネットワーキングサービス
実は日本人はあまり
SNSを利用していない?
日本人に顕著なデジタル不信傾向
裏アカと承認欲求
『仮想人生』『何者』で描かれる承認欲求の発露
SNS時代における分人主義
「いま、ここにいる私」を超えて
「アダムI」「アダムⅡ」という誰もが持つ二つの人格
「アダムⅠ」に偏重してはいけない
いま求められる「遅いコミュニケーション」の重要性
ファスト/スローという二つのモード
遅いインターネット計画
『ねじまき鳥クロニクル』の隔たりをつなげる想像力
「物語」というコミュニケーション
ARが
SNSでのつながりを拡張する
カメラは「撮る」ものから、「見る」ものへ
ARの四つの用途
所有、共有とは異なる〈分有〉という考え方
リアリティとは異なる「アクチュアリティ」という価値基準
ARで〈集合的記憶〉は拡張する
メディアは私たちの生成変化を促す

あとがき

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