経済改革としての明治維新

武田知弘

教科書に載っていない「お金」の明治史。
空前絶後の超高度成長はなぜ実現できたのか?

定価
947円(本体861円+税10%)
ISBN
9784781650982
JANコード
1920230008616
NDC分類
332
発売日
2018年2月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
240ページ
カテゴリー
ビジネス・経済
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
明治時代の日本は世界史的に見て非常に稀有な存在である。19世紀後半、日本だけが欧米列強に対抗しうる軍事力を整え、世界の強国にのしあがったのである。しかし、「その資金はどこから出たのか?」--その答えについて、これまで明確に語られることはなかった。世界史の常識ではありえないような改革の数々、経済の活性化と急成長。そこからは、われわれ日本人がいままで持ってきた歴史観とは違う「明治の日本」、そして日本経済再生のヒントが見えてくるはずである。

武田知弘(たけだ・ともひろ)
1967年生まれ。1991年大蔵省(現・財務省)に入省し、バブル崩壊前後の日本経済の現場を見て回る。大蔵省退官後、出版社勤務など経てライターとなる。歴史の秘密、経済の裏側を主なテーマとして執筆している。主な著書に、『ナチスの発明』(彩図社)、『ワケありな国境』(ちくま文庫)、『昭和30年代の「意外」な真実』(だいわ文庫)、『「桶狭間」は経済戦争だった』(青春出版社)、『大日本帝国の経済戦略』『ヒトラーとトランプ』(祥伝社新書)などがある。
はじめに
第一章 「大日本帝国」の資金調達
第二章 「規制緩和」としての明治維新
第三章 渋沢栄一と特命チーム「民部省改正掛」
第四章 空前絶後の「超高度経済成長」
第五章 新政府を悩ませた「悪の金融工学」
第六章 松方正義が完成させた金融システム
おわりに

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