自衛隊の経済学

桜林美佐

日本を完璧に守るには、いったい何兆円かかるのか?
ここがおかしい! 「国防」と「お金」の関係

定価
930円(本体861円+税8%)
ISBN
9784781650609
JANコード
1920230008616
NDC分類
393
発売日
2015年10月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
200ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次

安保法制によって日本が戦争に突き進むと言われている昨今、では日本が実際にどれほどの戦力を持っているか、どこに重点的に予算を配分しているのかと聞かれて即答できる人は少ない。本書では、自衛隊への直接取材をライフワークとし、防衛産業についても造詣が深い気鋭のジャーナリストが、これまでメディアであまり語られることのなかった自衛隊と経済のカラクリを縦横無尽に解き明かす。「経済的合理性」で考えれば、安全保障のために日本がなにをすべきかが、くっきりと見えてくる。



桜林美佐(さくらばやし・みさ)

1970年東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作した後、ジャーナリストに。国防問題を中心に取材・執筆。月刊「テーミス」に『自衛隊と共に』を連載。「夕刊フジ」に『国防最前線』を毎週火曜日連載。著書に『海をひらく 知られざる掃海部隊』『誰も語らなかった防衛産業』『自衛隊と防衛産業』(並木書房)、『ありがとう、金剛丸 星になった小さな自衛隊員』(ワニブックス)、『日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災』(産經新聞出版)などがある。

はじめに

特別対談 上念司×桜林美佐
「防衛経済のトンデモ理論を論破する!」
安保反対派の「ご都合主義」
「反米保守」の論理的破綻
現代日本とは思えない自衛官の貧しさ
自衛隊員を減らし続けていいのか
平和を守るのは「軍縮」より「力の均衡」
日本はアメリカ防衛フランチャイズのトップ加盟店
戦略としての武器輸出
防衛産業には「国策会社」が必要
日本の防衛産業のポテンシャル
防衛経済に未来はあるか

第一章 基本からわかる日本の防衛
戦後日本防衛史をおさらいする
日本の防衛が抱える潜在的リスク
冷戦終了後に起こったシフトチェンジ
意外と知られていない自衛隊の役割
日米同盟が見直しを迫られている理由
なぜ、いま「安保関連法」「集団的自衛権」なのか
日本の防衛の「ガラパゴス的事情」
「非核三原則」のメリットとデメリット
武器輸出三原則の廃止で「死の商人」が復活するのか
日本が目指すべき「理想の防衛」とは

第二章 数字で読み解く「防衛経済学」
日本と世界の防衛費を比較する
日本の防衛費は何に使われているのか
世界経済における防衛産業の規模
世界経済における武器輸出の規模
防衛支出の鍵を握る「相互独占」とは
弊害だらけの一般競争入札
防衛産業のコストダウンは非効率である

第三章 間違いだらけの「防衛経済」
本当は「軍事小国」の日本
専門の会社が存在しない国
国家と軍が支援するのがグローバル・スタンダード
防衛費が少ないと何が起こるのか
「専守防衛」が生んだ先端技術
絶対に儲からないビジネスモデル
民間の「奉仕の精神」「持ち出し」「正義感」だけが頼り
最前線の新技術を追い切れているのか
このままでは世界の「下請け」「草刈り場」になる
最大のリスクは担当者の高齢化
F‌M‌Sでアメリカにお金が流出するカラクリ
定年退職より遅い兵器の新型化
スキルを生かせない元自衛官
国家公務員給与削減で安月給がさらに削られる
談合、利益供与、過大請求、利益付け替え……
起こるべくして起こる不祥事

第四章 日本にいちばん必要な「防衛経済」とは
国益にかなう防衛経済を考える
「武器輸出で経済活性化」のウソ
「兵器の独立なくして、国家の独立なし」
もはや「絶滅危惧種」となった日本の防衛産業
イギリス・サッチャー政権の失敗に学ぶ
ドイツの賢い武器輸出戦略に学ぶ
日本から兵器を買いたい国はたくさんある
武器輸出にあたって覚悟すべきリスク
装備品を通じた友好国との関係強化
「儲からなくて当たり前」から脱却する
私が考える、日本の防衛に必要なビジョンとは
防衛産業を守るための「お金のかけどころ」
特別会計を積極的に活用する

構成:増澤健太郎
特別対談撮影:小久保松直(イースト・プレス)

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