「不安」は悪いことじゃない 脳科学と人文学が教える「こころの処方箋」

島薗進 著 / 伊藤浩志

不確実な時代を生き抜くための考え方とは。

定価
1,836円(本体1,700円+税8%)
ISBN
9784781616797
NDC分類
159
発売日
2018年6月15日
判型
46  
製本
ページ数
288ページ
カテゴリー
人文・思想

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次

脳という「人体のメカニズム」、生き方を指し示す「思想」……。

異なる「2つの視点」で考える“不安とは何か”論。



島薗進
1948年生まれ。宗教学者。東京大学名誉教授。上智大学大学院実践宗教学研究科教授、同グリーフケア研究所所長。宗教学をベースに、死生学やスピリチュアリティなど、分野の境界を超えて幅広い活動を精力的に展開。著書に『いのちを“つくって”もいいですか? 生命科学のジレンマを考える哲学講義』(NHK出版)、『宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ』 (NHK出版新書)、『日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日選書)などがある。



伊藤浩志
1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。ストレス研究で博士号取得。専門は脳神経科学、リスク論、科学技術社会論。現在は、独立研究者。関心事項は、現代社会のストレスと不安、健康格差、福島原発事故後の健康問題など。元新聞記者。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、脳死臓器移植、遺伝子組み換え食品など、科学・先端医療がからむ社会問題を担当した。福島市在住。著書に『復興ストレス 失われゆく被災の言葉』(彩流社)がある。

はじめに
第1章 「不安」とは何か-伊藤浩志
1不安を科学する
2不安と病気の関係
第2章 現代社会の「不安」-伊藤浩志
1格差は人を殺す
2なぜ格差で人が死ぬのか
第3章 進化する脳-伊藤浩志
1痛み止めの薬が心のキズに効くわけ
2共感能力は社会動物としての本能
3共感能力の弱点
4なぜ人は他人の目を気にするのか
第4章 不安・自由・個人-島薗 進
1夏目漱石が描く不安
2不安に向き合うこと
3「自己本位」と不安
4自己本位と不安の関係
第5章 不安を遠ざける社会-島薗 進
1社会から不安を取り除く
2不安と自由
3自由からの逃走
4孤独と不安と向き合う自由
第6章 不安が社会を脅かすという専門家-島薗 進
1原発災害が誘引となった可能性のある自殺
2放射線による健康不安対策に関する研究
3放射線健康不安ばかりを強調する捉え方の問題点
4専門家が自由なコミュニケーションを抑圧する
5専門家の支配を超えて
6テクノクラティック・パラダイムと自由
第7章 「不安をめぐる対話」島薗進×伊藤浩志
現代の不安の正体とは?
安全と安心は分けられるのか
専門家が陥りがちな罠
不安を自己責任にしない社会へ
理解せず、共存し合えるか?

おわりに
参考文献 

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