極道ぶっちゃけ話 「三つの山口組」と私

竹垣悟

「ビートたけしのTVタックル」出演で注目!
元山口組系組長、現NPO法人代表が語る、
テレビでは絶対に言えない「あの事件」の真相。

定価
1,650円(本体1,500円+税10%)
ISBN
9784781616209
NDC分類
914
発売日
2017年12月15日
製本
ページ数
312ページ
カテゴリー
ノンフィクション

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
暴力団関係のニュース番組に必ず登場し、「ビートたけしのTVタックル」への出演で話題を集めている元暴力団組長の竹垣氏。四代目山口組組長・竹中正久のボディガード的立場など、さまざまな壮絶な体験を経て、NPO法人「五仁會」代表として元暴力団組員の社会復帰を支援する活動を行うなかで見た、2016年の「山口組分裂騒動」の真相と、暴力団組織の崩壊から見えてくる日本社会の変化とは。

竹垣悟(たけがき・さとる)
1951年生まれ、兵庫県姫路市出身。義竜会会長、初代竹中組組長秘書、中野会若頭補佐、古川組舎弟頭補佐を歴任。2005年に二代目古川組の盃を拒否して破門処分となり、カタギとなる。現在は暴力団員の更生を支援するNPO法人「五仁會」代表。2016年の山口組分裂騒動ではヤクザに精通した第一人者としてテレビ各局の報道番組にコメントを寄せ、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)へのゲスト出演で話題となる。本書は初の著書となる。
はじめに―なぜ、やくざだった私がメディアに顔を出すのか

第1章 「三つの山口組」を語る
起こるべくして起こった分裂 /蔓延する利己主義 /山健組と弘道会の軋轢 /尽きない「対立の芽」 /さらなる分裂 /街での銃撃戦の増加 /「世界一」だった山口組 /「これまで以上の任侠道に邁進する」 /綱領と指針に立ち返るべし
第2章 役者からやくざへ
女手ひとりで私を育てた母 /伝書鳩との出会い /大部屋俳優時代 /やくざ渡世へ /若い者を思いやる親分たち /ヒロポンからの卒業 /やくざと覚せい剤 /親分の忠告 /「最恐やくざ」の素顔 /刑務所で学んだ「辛抱」 /塀のなかの面々 /かつては情があった刑務官 /刑務所でも役立った「愛嬌」
第3章 竹中正久四代目と私
戒名を腕に /やくざと刺青と断指 /貧しかった幼少期 /「コワモテ」の素顔 /生まれながらの博徒 /竹中組直参 /誰にも借りをつくらない美学 /徳川家康に学んでいた四代目 /「反警察」のポリシー /四代目からの手紙 /「絶縁ゆうたら、死刑やど?」 /「人を見る目」で危機管理 /四代目に学ぶ「若者心得十九カ条」 /思いを継ぎし者 /獄中で知った喜びと訃報
第4章 姫路事件の真相
悲運の闘将・高山一夫 /その日のうちの報復 /山一抗争と竹中組の山口組離脱 /抗争のケジメはつかず /「山広の命を殺れ」 /山口組からの一方的な攻撃 /「ワシの命を殺ってからにせい」 /四代目姐さん宅も襲われる /「男の意地」の果てに /「二代目竹中組」の思惑 に 154/「二代目竹中組」の思惑
第5章 中野太郎会長との縁
竹中組から中野会へ /京都をめぐる長い対立 /山口組を変えた若頭射殺事件 /会津小鉄との縁 /ヒットマンの末路 /自殺するやくざ /加茂田重政親分と私 /山口組か、一和会か /加茂田の親分からの「お宝」 /渡世での邂逅 /横山やすしとの「盃」
第6章 古川雅章組長に殉じて
たったひとりの「兄貴分」 /死ぬまで極道や…… /ケンカ上等 /古川組破門の真相 /古川初代の盟友・許永中 /カタギに転進 /山健組・片岡昭生との会話 /ついてきてくれた若い者たち /やくざ社会の激変 /島田紳助引退と「暴排」の浸透

第7章 五仁會の更生支援
やくざは社会に有益な人間になれ /五仁會設立までの軌跡 /NPO法人認証 /出所者が泊まれる事務所に /かつてのシマを「浄化」したい /子どもや弱者を「見守る」 /「暴排条例」施行に協力 /作田明賞受賞
第8章 街の顔役として
姫路のイメージを変えたい /やくざと政治 /「反警察」ではなかった弘道会 /五仁會を支える元やくざたち /五仁會の愉快な面々

おわりに―やくざは今後、どこに行けばいいのか
解説―竹垣悟氏と私|作家 山平重樹

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