リーダーの掟 超訳 君主論

ニッコロ・マキアヴェッリ 著 / 野田恭子 翻訳

嫌われる「勇気」を持て
――500年、読み継がれてきた「リーダー」のバイブル

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
ISBN
9784781611761
NDC分類
311
発売日
2014年4月22日
製本
ページ数
325ページ
カテゴリー
ビジネス・経済

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
500年もの間、世界中の人々に読み継がれてきた、ニッコロ・マキアヴェッリの古典名著、『君主論』を大胆超訳。仕事、勉強、人間関係、恋愛、お金、夢実現……人生のあらゆる場面で役立つ「実用書」に生まれ変わりました。この「リーダー」のバイブルで、思うまま人心を掌握せよ!

ニッコロ・マキアヴェッリ(1469-1527)
Niccolò Machiavelli
イタリア、ルネサンス期の政治思想家。少年時代より、独学で古典教養を身につける。20代でフィレンツェ共和国の官僚となり、外交、内政、軍事など幅広い分野で活躍。その後、さまざまな君主と接した経験をもとに、『君主論』を執筆。今もなお、世界中の政治家やビジネスリーダーに愛読されている。
はじめに

Ⅰ 覚悟を決める
001 悪人になる覚悟を持つ
002 いい人に徹することはできない
003 慎重にふるまい、深刻な悪評は避ける
004 非難されてもひるまない
005 本当に気前がいいとろくなことにならない
006 けちと言われようとも気にしない
007 偉大なことはけちでなければ成し遂げられない
008 けちであることは君主の座を守る
009 これから君主になろうとするものは、「気前がいい」という評判が必要になる
010 与えるならば人のものを与える
011 気前のよさは身を滅ぼす
012 強欲だという悪評がたつよりも、けちと言われる方が利口である
013 情けの使い方に注意する
014 疑うことを忘れない、かといって疑いすぎない
015 愛されるより怖れられるほうがいい
016 人間は卑怯な生き物だと知る
017 憎まれないようにする
018 人の財産に手を出さない
019 戦場では残酷と言われるのを気にしない
020 怖れを引き起こす

Ⅱ 賢くなる
021 悪知恵を使う
022 獣と人間をうまく使い分ける
023 狐と獅子に学ぶ
024 ぬけぬけと大嘘をつく
025 美質を備えているように見せる
026 必要であれば、悪の道を行く
027 誠実で親切に見えるようにする
028 結果こそがすべてと知る
029 民衆は見かけと結果に動かされる
030 持ち物や名誉を奪ったり、傷つけたりしない
031 力強くふるまう
032 尊敬される
033 怖れるべきことが二つある
034 謀反を防ぐ
035 民衆に憎まれない
036 謀反はめったに成功しない
037 国民を味方にする
038 国民に愛される
039 自分で直接手を下さない

Ⅲ 信頼される
040 誰にも憎まれないことは不可能である
041 善行は仇になることもある
042 身近に仕える者をひどく傷つけない
043 力のある者を味方につけておく
044 国民を武装させる
045 国民への信頼を示す
046 新しい領地の武装を解く
047 敵を制すればひと回り大きくなれる
048 かつての敵ほど人並み以上に忠義を尽くす
049 協力者の動機を考える
050 自分に敵意を見せる者のほうが、友好関係を結びやすい
051 最強の砦は国民に憎まれないこと
052 砦を過信しない
053 偉大な人物であるという評判を得るよう努力する
054 自分が敵か味方かを明言する
055 中立の道を選ぶとたいてい失敗する
056 正義をないがしろにしない
057 強い国とは手を組まない
058 危険のない道はない

Ⅳ 結果を出す
059 有能な人物を引き立てる
060 努力する者には報いる
061 有能で忠実な側近を選ぶ
062 自力で理解する
063 君主のことを自分のことより優先する側近を置く
064 選ばれた者だけを情報源として信用する
065 必要な助言を聞く
066 賢い君主がよい助言を受ける
067 人間は過去より現在を見る
068 国を築いて強くする君主もあれば、もらった国を失う君主もある
069 怠惰な者は国を失う
070 自分の行動と能力を頼みとする
071 人間の力で半分は変えられる
072 運命の変化に備える
073 運だけに頼らない。時代に応じてやり方を変える
074 状況に合った手法を使う
075 自分のやり方に固執しない
076 慎重であるより果敢なほうがいい
077 優秀で統一された軍を育てる
078 国を治めるには二つの方法がある
079 それまでの制度をおろそかにしない
080 強硬な態度に出ない
081 前の君主に連なる者は根絶やしにする
082 新たに得た領地に住む
083 新たに得た領地ににらみをきかせる
084 叩くときは、徹底的に叩きのめす
085 周囲の弱小国を味方につける
086 つねに先に先にと手を打つ
087 問題の芽を見過ごさない
088 滅びないため、あえて戦う道を選ぶ
089 身のほどに合った欲求を持つ
090 ほかの国を強大にしない
091 君主の権力が強い国は、征服されにくく治めやすい
092 手に入れた「自由な地」は滅ぼす
093 運をあてにしない
094 運がくれるのは好機だけ
095 あくまで実力で好機をつかむ
096 変革に抵抗はつきものと知る
097 改革は、強引に実行する
098 民衆は気まぐれである

Ⅴ 権力を守る
099 武力のない君主は困難を負う
100 労せずして君主になった者は、大いに努力する必要がある
101 自分の地位を守る基礎をつくる
102 国を手に入れたあとの基盤工事は危険だと知る
103 君主の鑑とは
104 人は怖れや憎しみから人を傷つける
105 人は決して昔のことを水に流しはしない
106 武力にも才能にも運にもよらずに君主になる方法
107 悪逆の限りを尽くせば名誉は得られない
108 残酷さは、うまく使う
109 征服は、一気にやってしまう
110 残酷な行為は繰り返さない
111 悪いことは一気に、よいことは小出しに
112 状況に左右されない
113 民衆と貴族
114 貴族と君主、民衆と君主
115 民衆を敵に回さない
116 見限られない
117 貴族の反抗を警戒する
118 頼ってくる者には目をかける
119 臆病な者はうまく利用せよ
120 野心のある者は警戒せよ
121 民衆の支持を保つ
122 民衆を保護する
123 民衆を見方につける
124 民衆を権力の基盤とする
125 忠誠心は危機において試される
126 必要とされる君主になる

Ⅵ 勝者になる
127 他国に頼らない
128 守りの堅い都市を持つ
129 励まし、脅し、抑え込む
130 人は恩恵を与えることにも喜びを感じる
131 すぐれた法とすぐれた軍隊を持つ
132 お金目当ての兵には気をつける
133 戦いに長けた者を信用してはならない
134 君主は自ら自国軍を指揮する
135 強国に援軍を頼まない
136 援軍をあてにしない
137 自国軍で戦う
138 使い慣れた武器で戦う
139 災いは芽のうちに見つける
140 自国軍がなければ安全はない
141 自らの武力を基盤としない栄華ははかない
142 余計な技術を学ばない
143 自分お楽しみを重んじない
144 武力がないと見下される
145 武力がなければ武力ある者に勝てない
146 体と頭の訓練をする
147 戦術を考え抜く
148 歴史の勝者に学ぶ
149 すぐれた先人を見習う
150 理想にこだわりすぎない。現実を見る

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