江戸全170城 最期の運命 幕末・維新の動乱で消えた城、残った城
大ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』著者が「ふるさとの城」の興亡をもれなく解説!
この一冊で「城」の歴史がわかれば、日本史が10倍面白くなる!
- 定価
- 1,019円(本体926円+税10%)
- ISBN
- 9784781611570
- JANコード
- 1920021009266
- NDC分類
- 210
- 発売日
- 2014年4月15日
- 判型
- B6判
- 製本
- 並
- ページ数
- 296ページ
- カテゴリー
-
歴史・地理
詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
戦国武将ブーム、「歴女」ブームなどの影響で、「城」に対する関心が高まっている。戦国時代から幕末まで、日本各地に点在した城の命運は、なぜ分かれたのか。大ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』著者が「ふるさとの城」の興亡をもれなく解説。この一冊で「城」の歴史がわかれば、日本史が10倍面白くなる。
八幡和郎(やわた かずお)
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。
八幡和郎(やわた かずお)
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。
はじめに お城を知れば、「真実の歴史」が見えてくる
序 章 残された城、壊された城、それぞれの裏事情
─戦国~現代、日本の城の歴史をおさらいする
一七〇あまり存在した幕末の城
「元和の一国一城令」と「明治の廃城令」
保存された城の共通点とは
本物の天守閣、ニセモノの天守閣
織田信長の革命的発想から生まれた城下町
「県庁所在地」になれなかった城下町
第一章 山口、鹿児島、高知、佐賀編
─「薩長土肥」から眺めた幕末史
教科書に書いてある幕末史は誤解だらけだ
薩長土肥の「近代的市民層」が維新を実現した
保守派の萩vs.改革派の山口─山口城
「維新の舞台」は、なぜ残らなかったのか─鹿児島城
「謎」ではなく「必然」だった坂本龍馬の暗殺─高知城
佐賀藩が城も人材も残せなかった理由─佐賀城
第二章 九州編
─「三大巨匠」官兵衛、清正、高虎が生んだ名城
黒田官兵衛がつくった博多と福岡─福岡、大分
福岡城/中津城/小倉城/久留米城/柳河城/府内城/臼杵城/日出城/杵築城/佐伯城/岡城
加藤清正の熊本城に弱点あり─熊本、佐賀、長崎
熊本城/人吉城/名護屋城/唐津城/対馬城/福江(石田)城/島原城/
大村城/平戸城
小藩でも立派な石垣が魅力――宮崎、鹿児島、沖縄
飫肥城/高鍋城/延岡城/首里城
第三章 四国、中国編
─瀬戸内の花崗岩が生んだ奇跡的な石垣
『坊っちゃん』の町から『坂の上の雲』の町へ─愛媛
伊予松山城/宇和島城/大洲城/今治城
皇居と国会が置かれた広島城─広島、島根
広島城/福山城/松江城/浜田城/津和野城
天守閣復元への機が熟す─香川、徳島、岡山、鳥取
高松城/丸亀城/徳島城/洲本城/備中松山城/津山城/美作勝山城/
岡山城/鳥取城/米子城
第四章 近畿編
─日本の城のルーツは「近江」にあり
維新の波間に消えた近畿の名城─滋賀、三重
安土城/彦根城/膳所城/水口城/津城/上野城/伊勢亀山城/神戸城/長島城/鳥羽城/桑名城
姫路も大坂も官兵衛の仕事─奈良、大阪、和歌山
郡山城/高取城/和歌山城/岸和田城/高槻城/大坂城
消えた城、シンボルになった城─京都、兵庫
伏見城/二条城・聚楽第/淀城/丹波亀山城/福知山城/田辺城/
宮津城/姫路城/尼崎城/篠山城/明石城/赤穂城/龍野城/出石城/
竹田城
第五章 中部編
─なぜ名古屋城が「日本一の天守閣」なのか
三世紀も「日本一」だった名古屋城─愛知、岐阜
名古屋城/犬山城/西尾城/刈谷城/岡崎城/挙母城/吉田城/田原城/加納城/大垣城/苗木城/岩村城/郡上八幡城
海鼠壁が豪華な「百万石」の城─福井、石川、富山
福井城/越前勝山城/大野城/丸岡城/小浜城/金沢城/富山城
「徳川家」に翻弄された城たち─静岡、長野、山梨
駿府城/田中城/横須賀城/浜松城/掛川城/沼津城/飯山城/松代城/上田城/高遠城/高島城/小諸城/飯田城/松本城/甲府城
第六章 関東編
─関東の城に石垣が少ない理由
黒船に「不戦敗」した江戸城─東京、神奈川、千葉、茨城
江戸城/小田原城/水戸城/下館城/土浦城/笠間城/結城城/古河城/関宿城/佐倉城/佐貫城/久留里城/大多喜城
日光参詣と宇都宮の吊り天井─栃木、群馬、埼玉
宇都宮城/大田原城/烏山城/壬生城/前橋城/高崎城/沼田城/
安中城/館林城/川越城/忍城/岩槻城
第七章 東北、北海道編
─「大人の事情」が見え隠れする城たち
仙台藩の影が薄かった理由─宮城、福島、岩手
仙台城/若松城/二本松城/平城/棚倉城/相馬城/福島城/
三春城/盛岡城
長岡城攻防戦から逃げた殿様一家─新潟、山形
長岡城/村上城/高田城/新発田城/村松城/山形城/鶴岡城/米沢城/上山城/新庄城/出羽松山城
最北の桜の名所となった名城─秋田、青森、北海道
久保田城/本荘城/弘前城/松前城/五稜郭
参考文献
序 章 残された城、壊された城、それぞれの裏事情
─戦国~現代、日本の城の歴史をおさらいする
一七〇あまり存在した幕末の城
「元和の一国一城令」と「明治の廃城令」
保存された城の共通点とは
本物の天守閣、ニセモノの天守閣
織田信長の革命的発想から生まれた城下町
「県庁所在地」になれなかった城下町
第一章 山口、鹿児島、高知、佐賀編
─「薩長土肥」から眺めた幕末史
教科書に書いてある幕末史は誤解だらけだ
薩長土肥の「近代的市民層」が維新を実現した
保守派の萩vs.改革派の山口─山口城
「維新の舞台」は、なぜ残らなかったのか─鹿児島城
「謎」ではなく「必然」だった坂本龍馬の暗殺─高知城
佐賀藩が城も人材も残せなかった理由─佐賀城
第二章 九州編
─「三大巨匠」官兵衛、清正、高虎が生んだ名城
黒田官兵衛がつくった博多と福岡─福岡、大分
福岡城/中津城/小倉城/久留米城/柳河城/府内城/臼杵城/日出城/杵築城/佐伯城/岡城
加藤清正の熊本城に弱点あり─熊本、佐賀、長崎
熊本城/人吉城/名護屋城/唐津城/対馬城/福江(石田)城/島原城/
大村城/平戸城
小藩でも立派な石垣が魅力――宮崎、鹿児島、沖縄
飫肥城/高鍋城/延岡城/首里城
第三章 四国、中国編
─瀬戸内の花崗岩が生んだ奇跡的な石垣
『坊っちゃん』の町から『坂の上の雲』の町へ─愛媛
伊予松山城/宇和島城/大洲城/今治城
皇居と国会が置かれた広島城─広島、島根
広島城/福山城/松江城/浜田城/津和野城
天守閣復元への機が熟す─香川、徳島、岡山、鳥取
高松城/丸亀城/徳島城/洲本城/備中松山城/津山城/美作勝山城/
岡山城/鳥取城/米子城
第四章 近畿編
─日本の城のルーツは「近江」にあり
維新の波間に消えた近畿の名城─滋賀、三重
安土城/彦根城/膳所城/水口城/津城/上野城/伊勢亀山城/神戸城/長島城/鳥羽城/桑名城
姫路も大坂も官兵衛の仕事─奈良、大阪、和歌山
郡山城/高取城/和歌山城/岸和田城/高槻城/大坂城
消えた城、シンボルになった城─京都、兵庫
伏見城/二条城・聚楽第/淀城/丹波亀山城/福知山城/田辺城/
宮津城/姫路城/尼崎城/篠山城/明石城/赤穂城/龍野城/出石城/
竹田城
第五章 中部編
─なぜ名古屋城が「日本一の天守閣」なのか
三世紀も「日本一」だった名古屋城─愛知、岐阜
名古屋城/犬山城/西尾城/刈谷城/岡崎城/挙母城/吉田城/田原城/加納城/大垣城/苗木城/岩村城/郡上八幡城
海鼠壁が豪華な「百万石」の城─福井、石川、富山
福井城/越前勝山城/大野城/丸岡城/小浜城/金沢城/富山城
「徳川家」に翻弄された城たち─静岡、長野、山梨
駿府城/田中城/横須賀城/浜松城/掛川城/沼津城/飯山城/松代城/上田城/高遠城/高島城/小諸城/飯田城/松本城/甲府城
第六章 関東編
─関東の城に石垣が少ない理由
黒船に「不戦敗」した江戸城─東京、神奈川、千葉、茨城
江戸城/小田原城/水戸城/下館城/土浦城/笠間城/結城城/古河城/関宿城/佐倉城/佐貫城/久留里城/大多喜城
日光参詣と宇都宮の吊り天井─栃木、群馬、埼玉
宇都宮城/大田原城/烏山城/壬生城/前橋城/高崎城/沼田城/
安中城/館林城/川越城/忍城/岩槻城
第七章 東北、北海道編
─「大人の事情」が見え隠れする城たち
仙台藩の影が薄かった理由─宮城、福島、岩手
仙台城/若松城/二本松城/平城/棚倉城/相馬城/福島城/
三春城/盛岡城
長岡城攻防戦から逃げた殿様一家─新潟、山形
長岡城/村上城/高田城/新発田城/村松城/山形城/鶴岡城/米沢城/上山城/新庄城/出羽松山城
最北の桜の名所となった名城─秋田、青森、北海道
久保田城/本荘城/弘前城/松前城/五稜郭
参考文献