建築武者修行 放課後のベルリン

光嶋裕介

内田樹氏、推薦!

いまもっとも旬な若手建築家による希望の書

定価
1,760円(本体1,600円+税10%)
ISBN
9784781610566
JANコード
1920095016009
NDC分類
523
発売日
2013年9月5日
判型
四六判  
製本
ページ数
347ページ
カテゴリー
ノンフィクション

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
コルビュジエ、ミース、ガウディ、ズントー…… 先人が残した憧れの建築を訪ね歩いた10年間。 行く先々で触れ合った現地の人々、そして各地の綺羅星のような建築たちとの邂逅を通して ぼくは建築家になった。 内田樹邸で「宴会ができる武家屋敷」を、レッドブルジャパン本社オフィスで「路地や縁側まで内包する新しいオフィスの形」をそれぞれ実現させた若き建築家がこれまで重ねてきた研鑽の日々。 膨大なスケッチと写真もフルカラーで収録!

光嶋裕介 建築家。1979年、米ニュージャージー州生まれ。男三兄弟の次男。8歳までアメリカで育ち、ミドルネームは「ブライアン」。帰国後奈良の小学校を卒業するとまた父の転勤でカナダ、トロントへ。その二年後には、英国のマンチェスターへ。エリック・カントナに惚れ込みサッカーが好きになるも、イギリス英語が肌に合わず単身帰国。 1995年、早稲田大学本庄高等学院に入学。大学時代は毎年夏休みに5、6週間のひとり旅。行き先はいつも憧れのヨーロッパ。2002年、早稲田大学理工学部建築学科を卒業し、同大大学院へ。石山修武研究室に所属。石山さんの自邸兼事務所である「世田谷村」で朝から晩まで図面を描き、模型をつくる。建築の「け」の字から叩き込まれた。2004年、大学院卒業とともにヨーロッパへ。ドイツの建築設計事務所で働き、ベルリン生活を満喫。 2008年に帰国し、事務所を開設。内装設計やコンペに励み、ドローイングや銅版画を描く日々。2011年、思想家の内田樹さんの自宅兼道場(合気道)である凱風館【がいふうかん】が神戸に完成。若手建築家の登竜門である、SDレビュー2011に入選。また、凱風館の竣工とともに内田樹師範の下、合気道を始める。2012年6月、レッドブルジャパン本社オフィスの内装を担当。「社内を"Redbull Town"に見立てた路地や縁側まで内包する新しいオープンオフィスのかたち」を提案。 著書・作品集に『みんなの家。~建築家1年生の初仕事~』(アルテスパブリッシング)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)。2010年より桑沢デザイン研究所にて非常勤講師。2012年からは、首都大学東京・都市環境学部に助教として勤務中。
はじめに 

#1 自転車とブランコと銀色の空
#2 ヨーロッパへの片道切符
#3 ピキオニスの道 
#4 ウィーンと装飾
#5 入口のない博物館
#6 ヴェネチアの呼び鈴
#7 ローマのベストフレンド
#8 都市の噴水と楕円でつくられたふたつの教会
#9 カルロ・スカルパという建築家
#10 ドイツ語の先にみつけたもの 
#11 ル・コルビュジエの背反する三つの建築
#12 ガウディからのバトンリレー
#13 ビルバオのゲーリー・マジック 
#14 天才ピカソが遺したメッセージ 
#15 ガラスに潜むディスコミュニケーションとピナ・バウシュの奇跡 
#16 坂道だらけの街とそこに住む偉大な建築家
#17 リスボンに漂うペソアの不安とそこから生まれるものたち
#18 レム・コールハースと動線空間
#19 パリの友人
#20 布で覆われた建築とガラスのドーム
#21 世界一の美術館と芸術家たち
#22 図書館という学びの場
#23 演劇の街とサッカー
#24 ミースの輝ける住宅
#25 フィンランドの不思議な豊かさ
#26 初めてのコンペ担当作品
#27 一八世紀の理想都市と相互扶助社会 
#28 断食と春を知らせるシュパーゲル
#29 ジャコメッティの台座とアウトバーン
#30 ベルリンの写真散歩と帰国プロジェクト
#31 放課後のベルリン ~あとがきにかえて~

新刊New Releases

next
prev