震災で本当にあった泣ける話

イースト・プレス

その日、何があったのか。被災者の数だけある涙の人間ドラマを、ドキュメントタッチで描き出す。

定価
628円(本体571円+税10%)
ISBN
9784781670577
JANコード
1920136005719
NDC分類
369
発売日
2011年10月2日
判型
文庫判  
製本
ページ数
248ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
2011年3月11日14時46分18秒。宮城県牡鹿半島の東南東沖で発生した東北地方太平洋沖地震は、日本観測史上最大のM9.0を記録。震災は東北と関東の広大な範囲で被害をもたらし、死者・行方不明者は2万人以上……。「想定外」の悲しみを突きつけられた被災者たちの思いの一片を知り、それを共有することは、復興という大きな枠組みで社会が進んでいる今も、私たちに求められることではないだろうか。本書では、被災した人の数だけあるドラマのごく一部を紹介した。
第一章 3・11その日に何があったのか?
 ・「今日は焼肉を食べに行こう」
  これが、妻との最後の電話だった
  陸前高田市市長 絶望と希望のはざまで
 ・繋がらない家族の携帯電話
  「愛する娘と妻のために
  なにがなんでも生き延びてやる!」
 ・「お父さん、お願いだから先に逃げて」
  車いすの妻をちゃぶ台に乗せて
  冷水の中15時間耐えた 他

第二章 運命を変えた3・11、その後……
 ・「手書きでいいじゃねぇか」
  社屋が浸水しても手作りで
  発行し続けた『石巻日日新聞』
 ・毎日、陸前高田の町を歩きまわり
  一人息子を探す夫婦
  「いつになったら笑えるんだろうね」
 ・「絶対今日中に届けるんだ」
  発電機と燃料を満載した
  8トンのロングトラック 他

第三章 避難所生活の中で……
 ・被災地のラジオから流れた
  『アンパンマンのマーチ』
  子供たちから大歓声
 ・「1秒でも早く東北の日常を取り戻したい」
  震災から数カ月
  身を寄せ合い助け合う避難所の生活
 ・震災から1週間目
  週刊誌記者が見た避難所
  「悲しみの感受性にはリミッターがある」

第四章 有名人の支援活動「ちょっといい話」
 ・ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫正義
  「やりましょう!」
  自分は偽善者と呼ばれてもいいんです
 ・株式会社ライブドア元代表取締役社長 堀江貴文
  「とりあえず100万円寄付したから
  みんな一緒にやろう!」
 ・ありがとう! 石原軍団
  準備期間1カ月、最大規模の炊き出し
  みんなを笑顔にした「石巻げんき食堂」 他

第五章 全国各地に広がる支え合いの輪
 ・迷惑ばかりかけてたオレたちに
  避難所のみんなはやさしかった
  「暴走族を解散してボランティアをしたい」
 ・震災後ツイッターでつぶやかれた
  小さな、小さなエピソード
  「やっぱり日本って、凄い」
 ・「台湾中部大地震のお返し」
  義援金額世界一! 200億円超え
  色あせない日本と台湾の絆 他

第六章 これまで、何度も津波に襲われていた日本
 ・1933年 昭和三陸津波
  自分の命と引き換えに娘を助けた母親
  致命傷を負いながらも
  竹やぶにしがみついて離さなかった
 ・1896年 明治三陸大津波
  「小さな地震でも逃げろ」
  祖父の言葉を信じて助かった
  今度は、自分が語り伝えていく
 ・1993年 北海道南西沖地震
  濁流のなかから生還した親子
  5歳の娘と必死の父親は
  流れてきた一枚の戸板に命を救われた 他

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