武富士対後藤組

木村勝美

激突する二つの「最強組織」巻き起こる抗争、乱れ飛ぶ札束!

定価
880円(本体800円+税10%)
ISBN
9784781670331
JANコード
1920136008000
NDC分類
368
発売日
2010年10月5日
製本
ページ数
304ページ
カテゴリー
ノンフィクション
シリーズ
文庫ぎんが堂

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
かつて消費者金融業界に君臨していた武富士の店頭公開に隠された、闇の権力とのただれた関係。
襲撃、恐喝、癒着、もみ消し…。カネに群がる男たちの死闘を描く、戦慄のノンフィクション。

武富士は創業者である武井保雄が一代で消費者金融業界のトップの座まで築きあげる。
しかし、そこには山ロ組系山建組のフロント企業や、稲川会系右翼団体など、闇の権力とのただれた関係が見え隠れしていた。
一方、後藤組率いる後藤忠政組長は山ロ組最高幹部のひとりで、暴力装置と経済力を兼ねそろえる実力派である。
武富士の店頭公開を軸にこのふたつの最強組織が激突する。
カネに群がる男たちを描く、戦慄のノンフィクション!
はじめに

1章 山健組フロント企業
すべてはここからはじまった
“武富士”を創った男
崇仁協議会襲撃事件
闇のつながり

2章 武井・後藤初会談
警察との癒着
常軌を逸した関係
武井保雄の懐刀
武井・後藤会談の真実

3章 山口組系右翼団体の登場
野望を阻むハードル
脱法まがいのウルトラC
報酬をめぐるトラブル
「週刊現代」記事の波紋

4章 ウラ対策部の新設
新しい仕事はヤクザとの交渉役
右翼とのトラブルを3億円で解決
狂乱のラスベガス旅行
元大蔵省銀行局長の醜聞

5章 ジャーナリスト襲撃事件
東京FAX週報騒動の勃発
そしておこなわれた第2回“武井・後藤会談”
「死神」に魅入られた武富士
「東京FAX週報」発行人襲撃事件
すべては闇へ

6章 後藤組との密約
100億円の報酬に見合うもの
後藤組ナンバー5が動いた
右翼のカリスマ・野村秋介という男
1000万円の病気見舞い
佐野逸雄の対右翼・説得工作

7章 一触即発
「ヤクザにビビることはない。30億でいいんだ」
食い違う両者の証言
武富士、ついに店頭公開
狙われた藤川渉外部長
不可解な結末

おわりに

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