一億総他責社会
なぜ他人の行為、言動が我慢できず、「自分だけがつらい」と訴えるのか。
- 定価
- 947円(本体861円+税10%)
- ISBN
- 9784781651125
- JANコード
- 1920230008616
- NDC分類
- 361
- 発売日
- 2019年2月8日
- 判型
- 新書判
- 製本
- 並
- ページ数
- 216ページ
- カテゴリー
-
政治・社会
詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
管理職と若手、正社員と非正規。家庭持ちと独身。男と女、夫と妻……。立場の異なるもの同士が「自分だけが損している」と訴え、相手の悪口を言い、ときに「《加害者》である相手に鉄槌を下す権利が自分にはある」と信じて攻撃する。他人の行為、言動が我慢できず、「自分だけがつらい」と訴えるのはなぜか。誰もが被害者意識を抱いていて、余裕がなくなった現代社会の心理を、人気精神科医が診察室から見た風景や時事問題などの具体的な事例を挙げながら分析する。
第一章:被害者意識と懲罰欲求/第二章:怒りがゆがめられる社会/第三章:過度に要求されるコミュニケーション能力/第四章:倫理観の崩壊、信用の失墜/第五章:一億総他責社会/第六章:この社会と向き合うための処方箋