芸能人と新宗教
清水富美加が出家したのは必然だったのか
芸能界と宗教の知られざる関係性
- 定価
- 947円(本体861円+税10%)
- ISBN
- 9784781650845
- JANコード
- 1920230008616
- NDC分類
- 169
- 発売日
- 2017年4月7日
- 判型
- 新書判
- 製本
- 並
- ページ数
- 208ページ
- カテゴリー
-
人文・思想
詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
清水富美加が幸福の科学に出家すると宣言したことで、改めてクローズアップされることとなった新宗教の存在。
過去にも、オウム真理教や統一教会などに入信した女優やスポーツ選手の騒動が世間を騒がせてきた。
ほかにも、多くの芸能人たちが創価学会や真如苑などの信者ではないかと噂され、関心を集めてきた。
なぜ、人々は新宗教の芸能人信者に注目するのか。そもそも新宗教とはどんなものなのか。なぜ、芸能人は新宗教にはまるのか。
芸能界と新宗教はどんなかかわりがあるのか。
宗教学者・島田裕巳が新宗教と芸能人にまつわる歴史と事件をふり返りながら、徹底分析する。
島田裕巳(しまだ・ひろみ)
1953年、東京生まれ。宗教学者、文筆家。1976年、東京大学文学部宗教学科卒業。1984年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は東京女子大学非常勤講師。主な著書に『創価学会』(新潮新書)、『日本の10大新宗教』、『葬式は、要らない』、『もう親を捨てるしかない』(幻冬舎新書)、『戦後日本の宗教史』(筑摩選書)、『宗教消滅』(SB新書)、『人は死んだらどこに行くのか』(青春新書インテリジェンス)など多数。
過去にも、オウム真理教や統一教会などに入信した女優やスポーツ選手の騒動が世間を騒がせてきた。
ほかにも、多くの芸能人たちが創価学会や真如苑などの信者ではないかと噂され、関心を集めてきた。
なぜ、人々は新宗教の芸能人信者に注目するのか。そもそも新宗教とはどんなものなのか。なぜ、芸能人は新宗教にはまるのか。
芸能界と新宗教はどんなかかわりがあるのか。
宗教学者・島田裕巳が新宗教と芸能人にまつわる歴史と事件をふり返りながら、徹底分析する。
島田裕巳(しまだ・ひろみ)
1953年、東京生まれ。宗教学者、文筆家。1976年、東京大学文学部宗教学科卒業。1984年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は東京女子大学非常勤講師。主な著書に『創価学会』(新潮新書)、『日本の10大新宗教』、『葬式は、要らない』、『もう親を捨てるしかない』(幻冬舎新書)、『戦後日本の宗教史』(筑摩選書)、『宗教消滅』(SB新書)、『人は死んだらどこに行くのか』(青春新書インテリジェンス)など多数。
はじめに
第一章 芸能人と新宗教の知られざる関係性
なぜ、芸能界には創価学会信者が多いのか
滝沢秀明、上戸彩、石原さとみは本当に創価学会員といえるのか
創価学会幹部がTV局関係者に石原さとみの今後を相談
お目当ては池田大作名誉会長
芸能界に「隠れ信者」は存在しない
オーランド・ブルームと池田大作の親密な関係
なぜ、戦後に新宗教が多く生まれたのか
岸信介総理誕生を予言した天照皇大神宮教
横綱・双葉山と囲碁名人・呉清源が夢中になった璽宇
高橋惠子、島田陽子……大物女優と真如苑の関係性
直木賞作家、女優らが先頭にたった「講談社『フライデー』事件」
桜田淳子らが参加した統一教会の「合同結婚式」とはなんだったのか
オウム真理教の広告塔だった女優との遭遇
第二章 なぜ芸能人は新宗教にハマるのか
宗教は芸能界で「メリット」になるのか
「民音」は、創価学会芸能人のための組織ではない
芸能人がハマる新宗教の特徴
新宗教の先駆けとなった「講」
明治、大正期の都市部で爆発的に拡大した新宗教
「集団就職」で上京した若者をターゲットに
志茂田景樹が語った「現世利益」の魅力
仲間意識を高める「座談会」、「法座」
信仰を求める芸能人の「孤独」と「不安」
厳しい芸能界で支えになる「教祖」の存在
スターを鼓舞する「南無妙法蓮華経」の唱題
室町時代から芸術家の信者が多い日蓮宗
苦難の多い芸能人を惹きつける創価学会の「宿命転換」
「ポジティブシンキング」としての新宗教
第三章 海外の芸能人も新宗教にハマる
プリンスの死を招いたエホバの証人の信仰
「エホバ二世」だったマイケル・ジャクソンの苦悩
脱会しても消えないエホバの証人とマイケルのつながり
トム・クルーズらが入信するサイエントロジー
スターを依存症から救うキリスト教信仰の原体験
信仰によって麻薬を断ち切ったアリス・クーパー
大物ミュージシャンが入信する創価学会インターナショナル
海外にもある創価学会の「友人葬」問題
第四章 芸能人は新宗教の広告塔なのか
清水富美加の出家が吉とでるか凶とでるか
イメージを損なう強引な勧誘
多額のお金を捧げる信者たち
信者によくある清水富美加と「A」のような関係
清水富美加が今後、直面する幸福の科学の「実態」
PL教団と野球部の盛衰
芸能人広告塔を持つ創価学会の「異例さ」
芸能人は資金集めに貢献しているか
創価学会のイメージアップに貢献した丹波哲郎
新宗教は、なぜ巨大建築物を建てるのか
じつは、そんなに儲かっていない宗教法人
新宗教の貴重な収入源は「出版ビジネス」
創価学会を支える「聖教新聞」と『人間革命』
毎年一〇〇〇万円献金する信者もいる財務制度
生活を犠牲にしてまで活動するのはなぜか
芸能人信者の「ジレンマ」
第五章 新宗教はなぜトラブルを起こすのか
新宗教を「怪しい」と感じる理由
創価学会のイメージを悪化させた「言論出版妨害事件」
「地下鉄サリン事件」でピークに達した新宗教への警戒
遺体をミイラ化させた「ライフスペース事件」
法の華三法行の「足裏診断詐欺事件」
白装束のパナウェーブ研究所騒動
新世代への宣伝となった清水富美加の出家騒動
新宗教の「高齢化」と「世代交代」問題
創価学会だけが「世代交代」できたのはなぜか
清水富美加騒動における幸福の科学の真のねらい
「霊言」を信じる者と信じない者の平行線の議論
信者はどこまで教義を信じられるのか
あとを絶たない脱会時の「金銭トラブル」
「創価学会アレルギー」克服に費やした長い年月
利用されているだけではない、芸能人の切実な信仰心
おわりに
参考文献一覧
第一章 芸能人と新宗教の知られざる関係性
なぜ、芸能界には創価学会信者が多いのか
滝沢秀明、上戸彩、石原さとみは本当に創価学会員といえるのか
創価学会幹部がTV局関係者に石原さとみの今後を相談
お目当ては池田大作名誉会長
芸能界に「隠れ信者」は存在しない
オーランド・ブルームと池田大作の親密な関係
なぜ、戦後に新宗教が多く生まれたのか
岸信介総理誕生を予言した天照皇大神宮教
横綱・双葉山と囲碁名人・呉清源が夢中になった璽宇
高橋惠子、島田陽子……大物女優と真如苑の関係性
直木賞作家、女優らが先頭にたった「講談社『フライデー』事件」
桜田淳子らが参加した統一教会の「合同結婚式」とはなんだったのか
オウム真理教の広告塔だった女優との遭遇
第二章 なぜ芸能人は新宗教にハマるのか
宗教は芸能界で「メリット」になるのか
「民音」は、創価学会芸能人のための組織ではない
芸能人がハマる新宗教の特徴
新宗教の先駆けとなった「講」
明治、大正期の都市部で爆発的に拡大した新宗教
「集団就職」で上京した若者をターゲットに
志茂田景樹が語った「現世利益」の魅力
仲間意識を高める「座談会」、「法座」
信仰を求める芸能人の「孤独」と「不安」
厳しい芸能界で支えになる「教祖」の存在
スターを鼓舞する「南無妙法蓮華経」の唱題
室町時代から芸術家の信者が多い日蓮宗
苦難の多い芸能人を惹きつける創価学会の「宿命転換」
「ポジティブシンキング」としての新宗教
第三章 海外の芸能人も新宗教にハマる
プリンスの死を招いたエホバの証人の信仰
「エホバ二世」だったマイケル・ジャクソンの苦悩
脱会しても消えないエホバの証人とマイケルのつながり
トム・クルーズらが入信するサイエントロジー
スターを依存症から救うキリスト教信仰の原体験
信仰によって麻薬を断ち切ったアリス・クーパー
大物ミュージシャンが入信する創価学会インターナショナル
海外にもある創価学会の「友人葬」問題
第四章 芸能人は新宗教の広告塔なのか
清水富美加の出家が吉とでるか凶とでるか
イメージを損なう強引な勧誘
多額のお金を捧げる信者たち
信者によくある清水富美加と「A」のような関係
清水富美加が今後、直面する幸福の科学の「実態」
PL教団と野球部の盛衰
芸能人広告塔を持つ創価学会の「異例さ」
芸能人は資金集めに貢献しているか
創価学会のイメージアップに貢献した丹波哲郎
新宗教は、なぜ巨大建築物を建てるのか
じつは、そんなに儲かっていない宗教法人
新宗教の貴重な収入源は「出版ビジネス」
創価学会を支える「聖教新聞」と『人間革命』
毎年一〇〇〇万円献金する信者もいる財務制度
生活を犠牲にしてまで活動するのはなぜか
芸能人信者の「ジレンマ」
第五章 新宗教はなぜトラブルを起こすのか
新宗教を「怪しい」と感じる理由
創価学会のイメージを悪化させた「言論出版妨害事件」
「地下鉄サリン事件」でピークに達した新宗教への警戒
遺体をミイラ化させた「ライフスペース事件」
法の華三法行の「足裏診断詐欺事件」
白装束のパナウェーブ研究所騒動
新世代への宣伝となった清水富美加の出家騒動
新宗教の「高齢化」と「世代交代」問題
創価学会だけが「世代交代」できたのはなぜか
清水富美加騒動における幸福の科学の真のねらい
「霊言」を信じる者と信じない者の平行線の議論
信者はどこまで教義を信じられるのか
あとを絶たない脱会時の「金銭トラブル」
「創価学会アレルギー」克服に費やした長い年月
利用されているだけではない、芸能人の切実な信仰心
おわりに
参考文献一覧