野党という病い

筆坂秀世

安倍さんは嫌い。でも、支持したい党がない…元日本共産党幹部が、その原因を解き明かす。

定価
947円(本体861円+税10%)
ISBN
9784781650685
JANコード
1920230008616
NDC分類
312
発売日
2016年6月8日
判型
新書判  
製本
ページ数
208ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
憲法改正、安保法制など、まるで「一党独裁体制」のように強力に政策を推し進めている安倍政権。批判の声も少なくないが、ストップをかけるべき野党は離合集散を繰り返し、「野党共闘」も「反安倍」の声を代弁する勢力を形成するにいたっていない。現在の政党は、政策を同じくする者が集結し、その実現のために活動するという本来の目的を見失っているのではないか。元日本共産党幹部が、みずからの経験をもとに語る「野党崩壊」の背景。


筆坂秀世(ふでさか・ひでよ)

1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に入行。18歳で日本共産党に入党。25歳で銀行を退職し、専従活動家となる。国会議員秘書を経て、1995年に参議院議員に当選。共産党No.4の政策委員長、書記局長代行を務めるとともに、党屈指の論客として活躍。2003年に議員辞職。2005年に離党後、多数の著書出版やテレビ出演などで活躍。主な著書に『日本共産党』(新潮新書)、『日本共産党と中韓』(ワニブックスPLUS新書)、共著に『自民党はなぜ潰れないのか』(幻冬舎新書)、『日本共産党 vs. 部落解放同盟』(モナド新書)などがある。
はじめに

第一章 間違いだらけの日本の政党政治
もともと「二大政党制」だった日本
「五五年体制」が生まれた背景
「保守v‌s.革新」への誤解
なぜ戦後の革新政党は一枚岩になれなかったのか
日本政治を劣化させたイデオロギーなき「二大政党制」
冷戦終結で日本政治が失ったもの
憲法第九条への浅薄な見方
「革新」は「保守」に永久に勝てない
革命を失った野党は何と戦っているのか
集団的自衛権を前提にした日米安保体制の歴史
「限定容認論」だった岸信介内閣
すでにアフガニスタンで集団的自衛権を行使した日本
野党に立憲主義を語る資格はない

第二章 なぜ自民党は最強なのか
死に物狂いで政権奪取した自民党
自民党議員が安倍を支持する理由
安倍の巧妙なアピール戦略
「反論を許さない体制」への不安
執行部の圧倒的な強さが共産党と似ている
派閥抗争が育てた政治家の器
なぜ「ポスト安倍」は生まれないのか
安倍に反旗を翻した野田聖子
歴代首相の決断から見る「保守」の強さ
完全独立より経済成長を優先した「吉田ドクトリン」
反対をものともせず新安保条約を締結した岸信介
安定成長派をよそに高度経済成長を達成した池田勇人
「保守」と「共産主義」の違い

第三章 なぜ民進党に頼りなさを感じるのか
党名公募の根本的な間違い
民進党の綱領を読み解く
欠陥だらけだった「政治主導」
なぜ松下政経塾出身者はダメなのか
民主党が与党になっても内ゲバを続けた理由
小沢一郎が予見した民主党政権の失敗
政治家の資質が欠如していた鳩山由紀夫
恥知らずな行動を繰り返す元首相
市民運動家にすぎなかった菅直人
マニフェスト選挙への誤解

第四章 なぜ「小沢神話」は崩壊したのか
小沢一郎の「政治改革」の結末は
日本では「オリーブの木」は育たない
小沢一郎が首相になれなかった三つの理由
なぜ小沢は盟友を助けなかったのか
欠陥だらけの日本の選挙制度
橋下徹の人気が意味するもの

第五章 なぜ共産党がカギを握っているのか
「国民連合政府」提案の狙いはどこにあるのか
志位委員長の執念
初めて国会開会式に出席した共産党
「やるなら今しかない!」
それでも自衛隊だけは認めない共産党議員
一人区撤退の損得勘定
安保法制廃止がアキレス腱となる
「野党共闘」は相乗効果を発揮できるか

第六章 共産党ブームの落とし穴
戦後は「改憲」を党是としていた共産党
共産党が考える「民主主義」の欠陥
共産党組織が抱える矛盾
共産党の労組への影響力が弱い理由
「共産党ブーム」は本物なのか
党名変更の是非

第七章 野党につけるクスリ
民進党は共産党との共同で度量の大きさを示せ
野党に必要なアベノミクスへの対案
消費税引き下げを提案する勇気を持て
「安保法制廃止」を叫ぶだけでは選挙は戦えない
「オール沖縄」の幻想に惑わされるな
野党に必要な「守破離」の精神

おわりに
企画協力:青山敬子

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