自由民主党の深層

大下英治

結党60年、凄まじき権力抗争史! 自民党を生んだ「策士」三木武吉、「闇将軍」田中角栄、「岸信介のDNA」安倍晋三 
だから自民党は面白い。

定価
1,069円(本体972円+税10%)
ISBN
9784781650678
NDC分類
315
発売日
2016年6月8日
製本
ページ数
432ページ
カテゴリー
政治・社会
シリーズ
イースト新書

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
政界は一寸先闇である。戦後、自民党独占政治をなぜ、日本人は望んだのか。保守合同の仕掛け人・三木武吉は、がんに冒されながらもあらゆる権謀術数を使い、吉田茂独裁政権から鳩山一郎政権を樹立。保守合同が叶った翌年に天に旅立った。晩年の三木武吉の気迫は、まさに謀将であった。安倍晋三総理の祖父・岸信介の安保改定の裏側にあったものとは何か。帝国ホテル光琳の間の密約。そして自民党を二分した「角福戦争」、ロッキード事件後も「闇将軍」として君臨した田中角栄の光と影。角栄の時代は、日本の高度成長期そのものであった。田中角栄の築いた自民党権力構造の中で覇者となった風見鶏・中曽根康弘、竹下登、愛弟子・小沢一郎。剛腕・小沢と経世会分裂。変転する90年代を経て、登場した変人宰相・小泉純一郎の政局勘は、小泉に見出され現出した安倍晋三に受け継がれる。2000年以降、現在に至る清和会支配。結党60年を迎えた凄まじき自民党史の深層を、自由民主党三役の谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長、稲田朋美政調会長はじめ安倍政権の中枢、自民党首脳の独占取材から描き出す。


大下英治(おおした・えいじ)

1944 年広島県に生まれる。1 歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文学科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。『小説電通』でデビュー後、『実録 田中角栄と鉄の軍団』、『美空ひばり 時代を歌う 』、『小沢一郎の最終戦争』、『昭和闇の支配者』〈全六巻〉、自叙伝『トップ屋魂』、『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』(イースト・プレス刊)、『田中角栄秘録』、『児玉誉士夫闇秘録』、『日本共産党の深層』、『公明党の深層』、『内閣官房長官秘録』、『田中角栄 権力の源泉』、『孫正義秘録』、『小泉純一郎・進次郎秘録』、『清和会秘録』(以上、イースト新書)等、著書は450冊以上に及ぶ
はじめに

序章 自民党三役直撃! 結党六〇年史
谷垣幹事長が語る、自民党六〇年史
安倍政権は、民主党政権の逆バネ現象
田中角栄とトランプ現象
中華思想による領土的欲求
ナショナリズムと近代国家
国民統合が与党の責務
国民の大多数が同意できる憲法改正を
二階総務会長が語る〝自民党の強み〟
なぜ今、田中角栄なのか
稲田政調会長が語る、憲法改正
天皇を「元首」と位置づけるべきか
人口減少社会と外国人労働者受け入れ
サンダース氏が好きな理由
なぜ、「百人斬り」を虚偽と認めないのか
歴史認識は客観的事実が出発点

第一章 自民党創成期の巨魁
自民党を生んだ男─三木武吉怪伝
日ソ共同宣言を実現した鳩山一郎の執念
岸信介、「反共」主義の背景
マッカーサー証言「日本に憲法を押しつけたのは間違いだった」
岸信介、日米安保改定への執念
帝国ホテル「光琳の間」の密約
安保改定と三選問題
たとえ殺されてもかまわない
総理襲撃─密約反故の代償か

第二章 戦後復興から高度成長期への難題
「安保」から「所得倍増」時代へ
これが政治家の本当の死だ
池田勇人が最後に見た〝五輪の輪〟
池田裁定
憲法問題はやらない
悲願の沖縄返還
幻に終わった「田中角栄官房長官」起用
沖縄返還への攻防
沖縄「核密約」と若泉敬

第三章 激突! 角福戦争
ポスト佐藤─田中角栄v‌s福田赳夫
タフネゴシエーター田中角栄─魔の日米繊維交渉
乗り遅れてなるものか! サンクレメンテの決戦
小佐野さんと佐藤昭さんを切ってください
捨て身の金丸
福田の誤算
田中角栄総裁選、制す
田中内閣発足
命懸けの日中国交回復
石油ショック直撃─田中資源外交
列島改造撤回─福田蔵相就任
田中金脈スキャンダル─田中退陣
ロッキード事件勃発!
田中前総理逮捕とオイルメジャーの陰謀
福田政権誕生─三里塚闘争の果ての成田開港
総裁予備選、稀にみるローラー作戦─大平政権樹立

第四章 日本のゴッドファーザー田中角栄
大平総理が掲げた〝一般消費税〟
四十日抗争の果て
闇将軍誕生
今回は、中曽根でいく!
中曽根政権成立
中曽根「靖国公式参拝」の深層
田中判決選挙
竹下め、許さんぞ!
創政会旗揚げの攻防

第五章 中曽根裁定とニューリーダー時代
キングメーカー中曽根康弘
竹さんも、したたかだな
チビッコギャングを黙らせろ
金丸v‌s中曽根の八分間
安倍晋太郎v‌s竹下登の六時間
中曽根裁定
竹下政権と消費税国会
リクルート事件発覚
竹下内閣崩壊

第六章 経世会支配と分裂劇
剛腕小沢幹事長誕生
剛腕小沢と湾岸戦争
海部はもう、信用できん
小沢擁立断念
小沢面談
東京佐川急便事件と金丸副総裁議員辞職の深層
経世会分裂の真相
小沢一郎が語る「経世会」権力

第七章 変転する九〇年代政治
初の下野からの巻き返し
自自連立の狙い
小沢自由党連立離脱─自公政権確立
森さんで、いいんじゃないか
森政権と神の国発言
〝加藤の乱〟の深層

第八章 清和会支配時代の幕開け
小泉純一郎、三度目の正直
自民党をぶっ壊す!
経世会支配に楔を打つ
電撃訪朝 小泉純一郎v‌s金正日
経世会分断─野中広務引退
決死の郵政解散
第一次安倍政権─森喜朗の不安
第一次安倍政権の蹉跌
参議院選惨敗、退陣へ
大連立構想の深層
政権交代へ
安倍晋三、岸信介のDNA
安倍再登板、菅義偉の説得
政権奪還─第二次安倍政権樹立
電撃解散
安倍総理と長州人のDNA

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