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- 内容紹介
- 目次
リクルート事件において本丸・中曾根康弘はなぜ、起訴されなったのか。バブルのあだ花の象徴―闇の怪人フィクサー・許永中はなぜ、巨額のカネを動かせたのか。一介の運輸業者だった東京佐川急便・渡辺広康が「政界のドン」金丸信を転落させ、「55年体制」を崩壊させた真相。バブル崩壊が招いた不良債権の累積―二信組事件と高橋治則。保釈中の許永中が引き起こした大型手形詐欺事件と政財界の面々。資金管理団体で土地を買う政治家など滅多にいない―小沢一郎と陸山会事件。「お姫様」小渕優子の無責任さが起こした「政治とカネ」問題。
朝倉秀雄（あさくら・ひでお）
中央大学法学部卒業。中央大学白門会司法会計研究所室員、東京都職員、千葉県職員を経て、1995年に国会議員政策秘書となる。衆参8名の国会議員を補佐し、委員会の質問原稿の作成、後援会作り、資金管理団体の会計責任者として政治献金の管理等に従事する。国会および永田町の事情に精通し、特に質問原稿作成は100回を超える。主な著書に『国会議員リアル白書』、『戦後総理の査定ファイル』、『国会議員裏物語』、『国会議員とカネ』等がある。
朝倉秀雄（あさくら・ひでお）
中央大学法学部卒業。中央大学白門会司法会計研究所室員、東京都職員、千葉県職員を経て、1995年に国会議員政策秘書となる。衆参8名の国会議員を補佐し、委員会の質問原稿の作成、後援会作り、資金管理団体の会計責任者として政治献金の管理等に従事する。国会および永田町の事情に精通し、特に質問原稿作成は100回を超える。主な著書に『国会議員リアル白書』、『戦後総理の査定ファイル』、『国会議員裏物語』、『国会議員とカネ』等がある。
はじめに
第一章 平成最大の経済疑獄─リクルート事件
政・官・財界八三名に計七六万株もの未公開株をバラ撒く
発覚
墓穴を掘った「国会の爆弾男」への賄賂工作
政界に魅せられた江副浩正
東京地検特捜部動き出す─竹下政権崩壊へ
中曽根前首相の証人喚問拒否で国会が空転
先ずは「NTTルート」と「官界ルート」から
竹下登首相の秘書・青木伊平の自殺と退陣表明
未公開株に群がった一七名の政治家のうち逮捕・起訴は二名だけ
法務・検察組織の体質と「検察首脳会議」の実態
明暗を分けた「職務権限」の有無
官房長官として「就職協定」存続を画策した藤波孝生官房長官
国会でリクルートに有利な答弁を引きだそうとした池田克也
リクルート事件は「国策捜査」だったのか?
多くは秘書や家族が身代わり
数々の疑惑が取り沙汰されながら、いつも巧妙に逃げ切る中曽根
第二章 イトマン事件─稀代のペテン師・許永中が介在した不正経理事件
怪しげな面々が老舗商社を喰いものにした「イトマン事件」
事件の発覚
捜査と判決 072
イトマンの独裁者・河村良彦
山口組と関係が深かった「ゴロつき」の伊藤寿永光
「地下経済のドン」と言われた許永中の実体
許を「フィクサー」に引き立てた男たち
第三章 東京佐川急便事件─「政界のドン」を転落させた「政界タニマチ」
「政界タニマチ」を志した渡辺広康
「政界のドン」金丸信に五億円の裏献金─竹下派分裂へ
総理目前の竹下登を苦しめた「日本皇民党事件」
「政界タニマチ」と「政界のドン」を結びつけた収拾工作
「政界タニマチ」渡辺広康と「経済ヤクザ」石井進の黒い交際
金丸議員辞職後の竹下派の内紛・分裂と求められた「政治改革」
金丸の巨額脱税発覚と自民党の政権転落
非自民政権の発足で加速する「政治改革」の流れ
第四章 バブル崩壊と二信組事件
バブル崩壊が招いた不良債権の累積と「金融システム不安」
杜撰過ぎた下級金融機関の与信審査
総額三八〇億円もの不正融資が繰り返された「二信組事件」
もともとは「改革」の旗手だったはずの山口敏夫
事業の急拡大と乱脈融資で墓穴を掘った「バブル紳士」高橋治則
第五章 石橋産業事件─保釈中の許永中が引き起こした大型手形詐欺事件
許永中─犯罪の舞台を東京に移す
なぜ「石橋産業」は許のような刑事被告人を信じたのか?
許の大がかりな騙しの舞台装置
一〇億円の大金を見せて度肝を抜く
許の共犯者の「闇社会の守護神」こと田中森一の実像
許のもう一人の共犯者・井手野下秀守
許の逃亡と判決
元建設大臣・中尾栄一が逮捕された「若築建設事件」
第六章 陸山会事件─なぜ小沢一郎は土地の取得時期を先送りしたのか?
土地取得時期を翌年に先送りした「陸山会」
資金管理団体で土地を買う政治家など滅多にいない
四億円の購入資金はどこから出た?
水谷建設から小沢に一億円の闇献金
公共工事で「天の声」を出していた小沢事務所
二転三転する小沢の釈明
国民感情を代弁した「検察審査会」の判断
不可解な小沢無罪判決
不発に終わった小沢本人への捜査
第七章 小渕優子事件─「お姫様」の無責任さが起こした政治資金の不正経理
尽きない「政治とカネ」の問題
政治資金の扱いをすべて古参秘書に任せていた「田舎のお姫様」
馬脚を露した「将来の女性総理候補」
支持率回復のための女性閣僚登用が裏目に出た安倍首相の短慮
議員を掌に乗せて転がす「超大物秘書」
杜撰過ぎた安倍内閣の「身体検査」
垣間見た「身体検査」の実態
「悪い情報」に官邸が知らんぷり
おわりに
第一章 平成最大の経済疑獄─リクルート事件
政・官・財界八三名に計七六万株もの未公開株をバラ撒く
発覚
墓穴を掘った「国会の爆弾男」への賄賂工作
政界に魅せられた江副浩正
東京地検特捜部動き出す─竹下政権崩壊へ
中曽根前首相の証人喚問拒否で国会が空転
先ずは「NTTルート」と「官界ルート」から
竹下登首相の秘書・青木伊平の自殺と退陣表明
未公開株に群がった一七名の政治家のうち逮捕・起訴は二名だけ
法務・検察組織の体質と「検察首脳会議」の実態
明暗を分けた「職務権限」の有無
官房長官として「就職協定」存続を画策した藤波孝生官房長官
国会でリクルートに有利な答弁を引きだそうとした池田克也
リクルート事件は「国策捜査」だったのか?
多くは秘書や家族が身代わり
数々の疑惑が取り沙汰されながら、いつも巧妙に逃げ切る中曽根
第二章 イトマン事件─稀代のペテン師・許永中が介在した不正経理事件
怪しげな面々が老舗商社を喰いものにした「イトマン事件」
事件の発覚
捜査と判決 072
イトマンの独裁者・河村良彦
山口組と関係が深かった「ゴロつき」の伊藤寿永光
「地下経済のドン」と言われた許永中の実体
許を「フィクサー」に引き立てた男たち
第三章 東京佐川急便事件─「政界のドン」を転落させた「政界タニマチ」
「政界タニマチ」を志した渡辺広康
「政界のドン」金丸信に五億円の裏献金─竹下派分裂へ
総理目前の竹下登を苦しめた「日本皇民党事件」
「政界タニマチ」と「政界のドン」を結びつけた収拾工作
「政界タニマチ」渡辺広康と「経済ヤクザ」石井進の黒い交際
金丸議員辞職後の竹下派の内紛・分裂と求められた「政治改革」
金丸の巨額脱税発覚と自民党の政権転落
非自民政権の発足で加速する「政治改革」の流れ
第四章 バブル崩壊と二信組事件
バブル崩壊が招いた不良債権の累積と「金融システム不安」
杜撰過ぎた下級金融機関の与信審査
総額三八〇億円もの不正融資が繰り返された「二信組事件」
もともとは「改革」の旗手だったはずの山口敏夫
事業の急拡大と乱脈融資で墓穴を掘った「バブル紳士」高橋治則
第五章 石橋産業事件─保釈中の許永中が引き起こした大型手形詐欺事件
許永中─犯罪の舞台を東京に移す
なぜ「石橋産業」は許のような刑事被告人を信じたのか?
許の大がかりな騙しの舞台装置
一〇億円の大金を見せて度肝を抜く
許の共犯者の「闇社会の守護神」こと田中森一の実像
許のもう一人の共犯者・井手野下秀守
許の逃亡と判決
元建設大臣・中尾栄一が逮捕された「若築建設事件」
第六章 陸山会事件─なぜ小沢一郎は土地の取得時期を先送りしたのか?
土地取得時期を翌年に先送りした「陸山会」
資金管理団体で土地を買う政治家など滅多にいない
四億円の購入資金はどこから出た?
水谷建設から小沢に一億円の闇献金
公共工事で「天の声」を出していた小沢事務所
二転三転する小沢の釈明
国民感情を代弁した「検察審査会」の判断
不可解な小沢無罪判決
不発に終わった小沢本人への捜査
第七章 小渕優子事件─「お姫様」の無責任さが起こした政治資金の不正経理
尽きない「政治とカネ」の問題
政治資金の扱いをすべて古参秘書に任せていた「田舎のお姫様」
馬脚を露した「将来の女性総理候補」
支持率回復のための女性閣僚登用が裏目に出た安倍首相の短慮
議員を掌に乗せて転がす「超大物秘書」
杜撰過ぎた安倍内閣の「身体検査」
垣間見た「身体検査」の実態
「悪い情報」に官邸が知らんぷり
おわりに
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