日本共産党の深層

大下英治

「原発再稼働反対、ブラック企業告発、九条堅持」の共産党が政権を狙う日――。  

定価
1,012円(本体920円+税10%)
ISBN
9784781650210
JANコード
1920230009200
NDC分類
315
発売日
2014年2月7日
判型
新書判  
製本
ページ数
352ページ
カテゴリー
政治・社会

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
「赤旗のライバルは、読売であり、朝日だ!」と豪語する「しんぶん赤旗」の編集幹部。結党91年、治安警察法下の大正11年7月に東京・渋谷で非合法政党として産声をあげた共産党の本質とは何か。 「ブラック企業は許しません!」ドコドン。「原発のない日本をつくりましょう!」ドコドン。「反自民」の受け皿政党として、平成25年夏の参院選の“第三の躍進”を受け、日本共産党は現在、民主連合政府樹立を視野に入れている。「いよいよ本格的な〝自共対決″の時代を迎えた」と志位和夫委員長は強調する。昭和8年真冬、治安維持法下の作家小林多喜二の拷問死をはじめ、戦前・戦後の歴史的考察から今日までの「日本共産党の深層」を党最高幹部への丹念な取材を重ね、いま解き明かす。

大下英治
1944 年広島県に生まれる。1 歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文学科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。『小説電通』でデビュー後、『実録 田中角栄と鉄の軍団』、『美空ひばり 時代を歌う 』、『小沢一郎の最終戦争』、『昭和闇の支配者』〈全六巻〉、自叙伝『トップ屋魂』、『巨頭 孫正義』、『田中角栄秘録』(イースト新書)、『児玉誉士夫闇秘録』(イースト新書)、『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』等、著書は400冊以上に及ぶ。
はじめに

第一章 日本共産党の現在
 東京の有権者の四割は若者
 キラキラサポーターズの奮闘
 負けず嫌いは、土佐の気風 他

第二章 日本共産党秘録
 戦前の暗黒日本
 天皇と革命
 長州のDNA 他

第三章 戦後世代と日本共産党
 穀田恵二と立命館
 専従でやったらどうだ
 阪神・淡路大震災対応 他

第四章 しんぶん赤旗と党組織
 党本部ビル建設に四〇億円の募金
 綱領が命
 赤旗のライバルは、読売と朝日! 他

第五章 共産党が目指す社会とは何か
 日本の根底にある貧困
 戦争だけにはなりませんように
 国歌斉唱を強制するのはおかしい 他

あとがき

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