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- 内容紹介
- 目次
巷には〈怒り〉を単に理性で否定する本が溢れているが、人間が生まれ持つ感情の一つだと認めることで、初めて見えてくる対処法がある。
旧ソ連時代は国家機密とされたロシア軍の訓練法〈システマ〉は、戦場のようなストレスフルな状況の中で、いかに怒りや怖れといった感情に惑わされず冷静さを保てるかを目的に、開発された。
「怒れる自分から自分を守る」「怒れる他者から自分を守る」「怒れる自分から他者を守る」「他者の怒りから身近な人を守る」……。あらゆる〈怒り〉に対処する、実戦の中で磨き上げられた智慧がここにある。
北川貴英
1975年東京生まれ。システマ東京代表。2008年モスクワにてシステマ創始者ミカエル・リャブコより日本人では2人目となる公認インストラクターに認定される。現在はカルチャーセンターで年間400コマ以上のクラスを担当するほか、防衛大学や公立小学校など公的機関での指導も行う。著書に『ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』など。
旧ソ連時代は国家機密とされたロシア軍の訓練法〈システマ〉は、戦場のようなストレスフルな状況の中で、いかに怒りや怖れといった感情に惑わされず冷静さを保てるかを目的に、開発された。
「怒れる自分から自分を守る」「怒れる他者から自分を守る」「怒れる自分から他者を守る」「他者の怒りから身近な人を守る」……。あらゆる〈怒り〉に対処する、実戦の中で磨き上げられた智慧がここにある。
北川貴英
1975年東京生まれ。システマ東京代表。2008年モスクワにてシステマ創始者ミカエル・リャブコより日本人では2人目となる公認インストラクターに認定される。現在はカルチャーセンターで年間400コマ以上のクラスを担当するほか、防衛大学や公立小学校など公的機関での指導も行う。著書に『ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』など。
はじめに
第一章 怒れる自分から自分を守る
そもそも「怒りを消す」とは?
なぜ「怒らない努力」が無力なのか
怒りの代わりに「カーム」を保つ
烈火の怒りを防ぐ二つの方法
怒りは身体で鎮火する
怒りを生み出す緊張について
怒りを収める「ブリージング」
呼吸が自律神経をコントロールする
防火対策―怒る身体を怒らない身体へ
怒りにくい身体をつくる方法
怒りを生む緊張とは?
「ゆっくり動き」で身体を感じる
モアスローリー、モアブリージング
怒りの予防は運動から
第二章 怒れる他者から自分を守る
他者の怒りは鎮められるか?
怒りの相乗効果が争いを生む
一人で争うことはできない
怒りの火の粉を振り払うには
怒りが持つもう一つの意味
威嚇としての怒り
怒りに踊らされない方法
呼吸の次に、距離をとる
大声で罵倒する相手に対して
他者の内面を読みとる観察法
「コピー」で相手の状態を写し取る
観察力を高める方法
「回復」によってトラウマ化を防ぐ
他者の攻撃に慣れるドリル
第三章 怒れる自分から他者を守る
セルフチェックの四原則
他者への怒りの源にあるもの
怒りを防ぐ「接触」とは
身体から伝わるメッセージとは
笑ってしまうパンチ
マッサージを「施す」ポイント
他者に触れる時のポイント
マッサージを「受ける」
未知を減らすコミュニケーション
怒りの背後にある「弱さ」
マジメな人ほど自信を持てない?
「小さなチャレンジ」を積み重ねる
自信が日常に転移する
他者の痛みに共感するには?
マーシャルアーツで痛みを知る
痛みを糧とするための「回復」
痛みを通じて自分を知る「システマ式マッサージ」
第四章 他者の怒りから身近な人を守る
マスターが教える仲裁の作法
「空想の手」を差し伸べる
ボーダーラインを設定する
酔っぱらいへの対処法
回復をサポートする
第五章 「ブリージング」をより深く知るために
「呼吸が浅い」とはどういうことか?
筋肉の緊張が脳の機能低下を招く
腹式呼吸、胸式呼吸との違い
呼吸法の危険性とは?
ブリージングがシンプルな理由
鼻から吸い、口から吐く理由
ブリージングがうまくいってない場合
大から小へ―ブリージング上達のコツ
第六章 日常でできる、怒りをコントロールするエクササイズ
ブリージングを日常に取り入れる
歩きながらのエクササイズ
リラックスを誘導するエクササイズ
怒りを解消するエクササイズ
伸びやかな呼吸を取り戻すエクササイズ
他者に慣れるエクササイズ
タッピングマッサージ
四大エクササイズ
ブリージングの源流―怒りを消す哲学
「無限の可能性」を自分のものにする
特別対談 仏教とシステマ、それぞれの〈怒り〉の乗り越え方
～Systema meets Zen～
藤田一照×北川貴英
心と身体は一つのもの
「山下雷鳴」の中にある怒り
部分と全体の往復が大事
欲しがっている自分自身を見よ
修行で「自分を膨らませる」人たち
怒りとはエゴが脅かされている状態
身体にともなう心の解放
自覚から始まる怒りを消すプロセス
ゾーンに入るスイッチの作動
句読点として呼吸を使う
おわりに
参考文献
カバー帯撮影：ブノワ・ケール
第一章 怒れる自分から自分を守る
そもそも「怒りを消す」とは?
なぜ「怒らない努力」が無力なのか
怒りの代わりに「カーム」を保つ
烈火の怒りを防ぐ二つの方法
怒りは身体で鎮火する
怒りを生み出す緊張について
怒りを収める「ブリージング」
呼吸が自律神経をコントロールする
防火対策―怒る身体を怒らない身体へ
怒りにくい身体をつくる方法
怒りを生む緊張とは?
「ゆっくり動き」で身体を感じる
モアスローリー、モアブリージング
怒りの予防は運動から
第二章 怒れる他者から自分を守る
他者の怒りは鎮められるか?
怒りの相乗効果が争いを生む
一人で争うことはできない
怒りの火の粉を振り払うには
怒りが持つもう一つの意味
威嚇としての怒り
怒りに踊らされない方法
呼吸の次に、距離をとる
大声で罵倒する相手に対して
他者の内面を読みとる観察法
「コピー」で相手の状態を写し取る
観察力を高める方法
「回復」によってトラウマ化を防ぐ
他者の攻撃に慣れるドリル
第三章 怒れる自分から他者を守る
セルフチェックの四原則
他者への怒りの源にあるもの
怒りを防ぐ「接触」とは
身体から伝わるメッセージとは
笑ってしまうパンチ
マッサージを「施す」ポイント
他者に触れる時のポイント
マッサージを「受ける」
未知を減らすコミュニケーション
怒りの背後にある「弱さ」
マジメな人ほど自信を持てない?
「小さなチャレンジ」を積み重ねる
自信が日常に転移する
他者の痛みに共感するには?
マーシャルアーツで痛みを知る
痛みを糧とするための「回復」
痛みを通じて自分を知る「システマ式マッサージ」
第四章 他者の怒りから身近な人を守る
マスターが教える仲裁の作法
「空想の手」を差し伸べる
ボーダーラインを設定する
酔っぱらいへの対処法
回復をサポートする
第五章 「ブリージング」をより深く知るために
「呼吸が浅い」とはどういうことか?
筋肉の緊張が脳の機能低下を招く
腹式呼吸、胸式呼吸との違い
呼吸法の危険性とは?
ブリージングがシンプルな理由
鼻から吸い、口から吐く理由
ブリージングがうまくいってない場合
大から小へ―ブリージング上達のコツ
第六章 日常でできる、怒りをコントロールするエクササイズ
ブリージングを日常に取り入れる
歩きながらのエクササイズ
リラックスを誘導するエクササイズ
怒りを解消するエクササイズ
伸びやかな呼吸を取り戻すエクササイズ
他者に慣れるエクササイズ
タッピングマッサージ
四大エクササイズ
ブリージングの源流―怒りを消す哲学
「無限の可能性」を自分のものにする
特別対談 仏教とシステマ、それぞれの〈怒り〉の乗り越え方
～Systema meets Zen～
藤田一照×北川貴英
心と身体は一つのもの
「山下雷鳴」の中にある怒り
部分と全体の往復が大事
欲しがっている自分自身を見よ
修行で「自分を膨らませる」人たち
怒りとはエゴが脅かされている状態
身体にともなう心の解放
自覚から始まる怒りを消すプロセス
ゾーンに入るスイッチの作動
句読点として呼吸を使う
おわりに
参考文献
カバー帯撮影：ブノワ・ケール
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