家族が誰かを殺しても

阿部恭子

「幸せになっても良いのでしょうか」――人殺しの家族と呼ばれても、
ともに生きるという道を探す理由。

定価
1,870円(本体1,700円+税10%)
ISBN
9784781621371
JANコード
1920036017003
NDC分類
368
発売日
2022年11月17日
判型
四六判  
製本
ページ数
296ページ
カテゴリー
ノンフィクション

詳細Detail

  • 内容紹介

「幸せになっても良いのでしょうか」

――人殺しの家族と呼ばれても、ともに生きるという道を探す理由。


ある日突然、家族が殺人を犯してしまった。

加害者家族と呼ばれる受刑者の家族は、その瞬間から、

過剰なマスコミ取材、ネット上での根拠のない誹謗中傷やいやがらせを受け、

辞職に追い込まれる、引っ越しを余儀なくされるなど悲惨な生活を強いられる。


そのような状況でも、罪を犯した家族を支え、そして更生の道を探るべく

「ともに生きる」決断をするのは、なぜか。

重大事件の加害者家族に寄り添い続ける著者だからこそ描けた

加害者家族の現実とその後の人生、

そして現代日本の抱える「家族」のいびつな形とは。


【目次】

はじめに

第一章 上級国民と呼ばれた家族――東池袋自動車暴走死傷事故

第二章 夫の無実を信じる純粋な妻の悲劇――東北保険金殺人事件

第三章 揺るがない兄弟の絆――岩手妊婦死体遺棄事件

第四章 死刑囚の支援者と葛藤――宮崎家族三人殺人事件

第五章 なぜ加害者家族支援を続けるか

第六章 家族はどこに向かうのか

参考文献

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