東京「街角」地質学
首都・東京には、「すごい石」がたくさん眠っている。
全く新しい都市型発掘エンターテインメント
- 定価
- 1,980円(本体1,800円+税10%)
- ISBN
- 9784781618586
- JANコード
- 1920044018009
- NDC分類
- 524
- 発売日
- 2020年2月17日
- 判型
- A5判
- 製本
- 並
- ページ数
- 200ページ
- カテゴリー
-
サイエンス
詳細Detail
- 内容紹介
都会の真ん中で
「すごい石」を探す
丸の内のビル外壁にマグマの痕跡を見る
日本橋のデパートでアンモナイトを発見!?
石に秘められた
人と地球の物語を掘り起こす
都市型“発掘”エンターテインメント!
石に注目して街を歩けば、その美しさ・多様さに気付く。どこでどのようにしてできた石なのか知りたくなる。さらに、なぜこの石を選んだのだろうとか、なぜ同じ石で補修しなかったのだろうとか、余計なことまで気になってしまう。
そんな石の見方・楽しみ方を「街角地質学」と呼ぶことにしよう。
街の中にある石には、そこに置かれるまでの物語がある。石に秘められた物語を掘り起こすことができれば、街の景色が変わって見える。街角地質学で、石と東京の魅力を再発見しよう。(はじめにより)
【目次】
はじめに
■CHAPTER1 街角地質学とは何か?
石材を見て楽しむ基礎知識
01東京の街を彩る石の生い立ち
石材はどこに使われているか
石材の名前を知ると物語が見えてくる
石材を集めてきた東京の歴史
石材の流行は時代とともに変化する
石材と岩石の違いを知る
岩石の種類がわかればルーツがわかる
石材名は人々の営み、岩石名は地球の営み
結晶質石灰岩は大理石の中の大理石
化石だらけの大理石
大理石の模様は石灰岩の履歴書
御影石の色と模様をつくる鉱物
花崗岩の幾何学模様が表すもの
御影石の縞模様が表すもの
火山がつくった石材
石材は観察にぴったりの岩石標本
石材の表面仕上げ
人工の石
石材の観察に出かけよう
■CHAPTER2 人間の営みを感じる石めぐり
石材でたどる日本近代化の歴史
01近代的な石材利用のはじまり(明治)
安山岩と花崗岩 皇居(江戸城)の石垣
小松石 幕末に作られた品川台場
房州石 靖国神社の築地塀
北木石 安山岩から花崗岩の時代へ
白丁場石 花崗岩のピンチヒッター
真壁石とヨーロッパ産大理石 迎賓館赤坂離宮
稲田石 東京を席巻し始めた花崗岩
4つの花崗岩を使い分けた日本橋
明治・大正の洋館を外壁と暖炉に注目して見る
02華やかな石材の時代(大正~ 昭和初期)
岡山産万成石と大垣産大理石 明治神宮に使われた石
国会議事堂建設がもたらした石材
関東大震災で石材が広まった?
ヨーロッパ産大理石の普及 銀座線沿い
石材で装飾したデパート 三越日本橋本店
日本橋高島屋、伊勢丹新宿本店、明治生命館
国立科学博物館、東京国立博物館
昭和初期の洋館めぐり
03現代における石材の多様化(戦後)
高度経済成長期の石材
再開発で輸入大理石が多様化(1970〜80年代)
総石貼り超高層ビルの登場(1990〜2000年代)
個性派石材の時代(2010年代以降)
■CHAPTER3地球の営みを感じる石めぐり
石材でたどる大地の歴史
01日本列島成立後にできた石
箱根火山の溶岩流
沖縄がサンゴ礁の海になったころ
120万年前の火砕流
日本列島の裂け目を埋めた溶岩
瀬戸内海にあった火山
日本列島誕生の立役者
02化石でたどるテチス海の生物
テチス海だったアルプス・ヒマラヤ造山帯
5000万年前の単細胞生物の殻・「貨幣石」
1億年前の厚歯二枚貝礁
二枚貝のようで二枚貝でない腕足動物
ウミユリの破片
ジュラ紀のサンゴ礁
アンモナイトが泳いだ海
ジュラマーブル中のアンモナイト以外の化石
断面ではない化石が見られる「ゾルンホーフェン」
深海に沈んだ殻
石灰藻
テチス海誕生前の化石
03大理石の模様からたどる大地の変動
トラバーチンの縞模様
水流によってできた縞模様
石灰岩に見られる2タイプの筋模様
更紗模様は地下岩盤破砕の跡
石灰岩が再結晶した跡
地下深部で変形した跡
04造山帯でできた御影石
白い花崗岩のふるさとはマグマだまりの上部
瀬戸内の花崗岩は巨大マグマだまりの跡
日本と中国の花崗岩は海洋プレート沈み込みで生まれた
3億年前の造山帯でできたマグマ
ゴンドワナ超大陸をつくったマグマ
ゴンドワナ超大陸誕生のプレッシャー
ロディニア超大陸でできた御影石
約25億年以上前の超大陸のかけら
05マントル上昇流でうまれた個性派御影石
パンゲア大陸の裂け目にできたマグマ
ロディニア大陸の裂け目にできたマグマ
16億年前のラパキビ花崗岩
20億年前の巨大なマグマだまり
おわりに
「すごい石」を探す
丸の内のビル外壁にマグマの痕跡を見る
日本橋のデパートでアンモナイトを発見!?
石に秘められた
人と地球の物語を掘り起こす
都市型“発掘”エンターテインメント!
石に注目して街を歩けば、その美しさ・多様さに気付く。どこでどのようにしてできた石なのか知りたくなる。さらに、なぜこの石を選んだのだろうとか、なぜ同じ石で補修しなかったのだろうとか、余計なことまで気になってしまう。
そんな石の見方・楽しみ方を「街角地質学」と呼ぶことにしよう。
街の中にある石には、そこに置かれるまでの物語がある。石に秘められた物語を掘り起こすことができれば、街の景色が変わって見える。街角地質学で、石と東京の魅力を再発見しよう。(はじめにより)
【目次】
はじめに
■CHAPTER1 街角地質学とは何か?
石材を見て楽しむ基礎知識
01東京の街を彩る石の生い立ち
石材はどこに使われているか
石材の名前を知ると物語が見えてくる
石材を集めてきた東京の歴史
石材の流行は時代とともに変化する
石材と岩石の違いを知る
岩石の種類がわかればルーツがわかる
石材名は人々の営み、岩石名は地球の営み
結晶質石灰岩は大理石の中の大理石
化石だらけの大理石
大理石の模様は石灰岩の履歴書
御影石の色と模様をつくる鉱物
花崗岩の幾何学模様が表すもの
御影石の縞模様が表すもの
火山がつくった石材
石材は観察にぴったりの岩石標本
石材の表面仕上げ
人工の石
石材の観察に出かけよう
■CHAPTER2 人間の営みを感じる石めぐり
石材でたどる日本近代化の歴史
01近代的な石材利用のはじまり(明治)
安山岩と花崗岩 皇居(江戸城)の石垣
小松石 幕末に作られた品川台場
房州石 靖国神社の築地塀
北木石 安山岩から花崗岩の時代へ
白丁場石 花崗岩のピンチヒッター
真壁石とヨーロッパ産大理石 迎賓館赤坂離宮
稲田石 東京を席巻し始めた花崗岩
4つの花崗岩を使い分けた日本橋
明治・大正の洋館を外壁と暖炉に注目して見る
02華やかな石材の時代(大正~ 昭和初期)
岡山産万成石と大垣産大理石 明治神宮に使われた石
国会議事堂建設がもたらした石材
関東大震災で石材が広まった?
ヨーロッパ産大理石の普及 銀座線沿い
石材で装飾したデパート 三越日本橋本店
日本橋高島屋、伊勢丹新宿本店、明治生命館
国立科学博物館、東京国立博物館
昭和初期の洋館めぐり
03現代における石材の多様化(戦後)
高度経済成長期の石材
再開発で輸入大理石が多様化(1970〜80年代)
総石貼り超高層ビルの登場(1990〜2000年代)
個性派石材の時代(2010年代以降)
■CHAPTER3地球の営みを感じる石めぐり
石材でたどる大地の歴史
01日本列島成立後にできた石
箱根火山の溶岩流
沖縄がサンゴ礁の海になったころ
120万年前の火砕流
日本列島の裂け目を埋めた溶岩
瀬戸内海にあった火山
日本列島誕生の立役者
02化石でたどるテチス海の生物
テチス海だったアルプス・ヒマラヤ造山帯
5000万年前の単細胞生物の殻・「貨幣石」
1億年前の厚歯二枚貝礁
二枚貝のようで二枚貝でない腕足動物
ウミユリの破片
ジュラ紀のサンゴ礁
アンモナイトが泳いだ海
ジュラマーブル中のアンモナイト以外の化石
断面ではない化石が見られる「ゾルンホーフェン」
深海に沈んだ殻
石灰藻
テチス海誕生前の化石
03大理石の模様からたどる大地の変動
トラバーチンの縞模様
水流によってできた縞模様
石灰岩に見られる2タイプの筋模様
更紗模様は地下岩盤破砕の跡
石灰岩が再結晶した跡
地下深部で変形した跡
04造山帯でできた御影石
白い花崗岩のふるさとはマグマだまりの上部
瀬戸内の花崗岩は巨大マグマだまりの跡
日本と中国の花崗岩は海洋プレート沈み込みで生まれた
3億年前の造山帯でできたマグマ
ゴンドワナ超大陸をつくったマグマ
ゴンドワナ超大陸誕生のプレッシャー
ロディニア超大陸でできた御影石
約25億年以上前の超大陸のかけら
05マントル上昇流でうまれた個性派御影石
パンゲア大陸の裂け目にできたマグマ
ロディニア大陸の裂け目にできたマグマ
16億年前のラパキビ花崗岩
20億年前の巨大なマグマだまり
おわりに
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