木村政彦 外伝

増田俊也

もうひとつの『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』。大宅賞&新潮ドキュメント賞ダブル受賞作の外伝。

定価
2,860円(本体2,600円+税10%)
ISBN
9784781617015
JANコード
1920095026008
NDC分類
789
発売日
2018年8月16日
判型
B6判  
製本
ページ数
720ページ
カテゴリー
ノンフィクション

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
「木村政彦 生誕百周年記念」刊行。ベストセラー『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』未収録の書き原稿「最強柔道家論争」、さらに初書籍化となる古賀元博の物語を含む、『ゴング格闘技』連載時の珠玉の原稿や論評、さまざまな作家・格闘家・表現者たちとの対談、さらに連載時の秘蔵写真&全キャプション等を収録。圧倒的な熱量が込められた本書によって、大宅賞&新潮ドキュメント賞ダブル受賞作『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』は“完全版”となる。

増田俊也(ますだ・としなり)
2006年『シャトゥーン ヒグマの森』で『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞。小説のみならず、ノンフィクションや随筆、評論の分野でも活躍。2012年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅賞&新潮ドキュメント賞受賞。2013年、自伝的小説『七帝柔道記』(角川書店)が第4回山田風太郎賞最終候補作に。2014年『VTJ前夜の中井祐樹』を上梓。2017年、『北海タイムス物語』で第2回北海道ゆかりの本大賞を受賞。
プロローグ「遥かなる」

◆第1章 史上「最強」は誰だ?

「『最強柔道家論争』木村、ヘーシンク、ルスカ、そして山下泰裕」

「木村政彦vs山下泰裕、もし戦わば〈立ち技篇〉」

「木村政彦vs山下泰裕、もし戦わば〈寝技篇〉」


◆第2章 証言・木村政彦と力道山の時代

ヒクソン・グレイシー×増田俊也
「木村政彦は切腹すべきだったのか」

ミスター高橋×増田俊也
「プロレス側から見た力道山vs木村政彦」

安齋悦雄(元拓大柔道部監督)×増田俊也
「牛島先生と木村先生のもとで
稽古ができたことは、本当に幸せでした」

青木真也×増田俊也
“キムラ”を語る。

岩釣兼旺×石井慧×増田俊也
「鬼を継ぐ者」

岩釣兼生という最後のサムライ


◆第3章 柔道とは何か?

岡野 功×増田俊也
「柔道、そして正気塾を語ろう」

古賀の兄と呼ばれた柔道家

超二流と呼ばれた柔道家

堀越英範×増田俊也
「世界一の背負投げ」

松原隆一郎×磯部晃人×増田俊也
「柔道とは何か?」

木村政彦のなかで生きた高専柔道

1950年のプロ柔道旗揚げ戦動画を見る
「木村政彦とプロ柔道の時代」

高専柔道と七帝柔道、百年の奇跡。
増田俊也、寝技の源流を語る。


◆第4章 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

平野啓一郎×増田俊也
「木村政彦の復活」

角幡唯介×増田俊也
「たったひとつの信じるもの」

増田俊也×菊地成孔
「木村政彦の謎は、永劫に繰り返される」


◆第5章 男の正座たちに捧ぐ

大宅壮一ノンフィクション賞受賞
増田俊也「天覧試合を語る」

猪瀬直樹×増田俊也
「木村政彦が生きた意味」

原田久仁信×増田俊也
「魂を込めて、男の星座たちに捧ぐ」

吉田 豪×増田俊也
「木村先生が好き過ぎて」

綾小路 翔×増田俊也
「エンディングテーマは流れない」

小林まこと×増田俊也
「我が柔道部物語」

中井祐樹×増田俊也
「七帝柔道、修斗、VTJ……
そして木村政彦の末裔として」

あとがき

【特別付録】
2008-2011『ゴング格闘技』連載
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
全写真&キャプション

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