「働き方改革」の不都合な真実

おおたとしまさ 著 / 常見陽平

「働き方」よりも「稼ぎ方」改革を!

定価
1,540円(本体1,400円+税10%)
ISBN
9784781615875
NDC分類
366
発売日
2017年11月15日
製本
ページ数
184ページ
カテゴリー
政治・社会

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
安倍政権が推し進める「働き方改革」。長時間労働の是正、雇用の流動化、正規・非正規の格差解消などをかかげながらも、今までその改革の「副作用」については十分な説明がなされてこなかったのではないだろうか。そして、低成長社会、労働力人口の減少など状況が変動する中で、日本はどのようなビジョンを持ち、私たちは理想と現実のはざまでどのように働き方を考えていけばよいのか。「労働・雇用」「教育・育児」の専門家二人が未来に絶望しないための「働き方改革」を考察していく、刺激的な対談。

おおたとしまさ
教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。麻布中学・高校卒業、東京外国語大学英米語学科中退、上智大学英語学科卒業。株式会社リクルートから独立後、数々の育児誌・教育誌の編集にかかわる。教育や育児の現場を丹念に取材し、斬新な切り口で考察する筆致に定評がある。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許を持ち、私立小学校での教員経験もある。著書は『名門校とは何か?』(朝日新書)、『男子御三家』(中公新書ラクレ)、『ルポ塾歴社会』(幻冬舎新書)など約50冊。

常見陽平(つねみようへい)
働き方評論家、千葉商科大学国際教養学部専任講師。1974年生まれ、北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より現職。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演を行なう。著書に、『僕たちはガンダムのジムである』(日経ビジネス人文庫)、『「就活」と日本社会』(NHKブックス)、『「意識高い系」という病』(ベスト新書)など多数。
1章 ニッポン一億総活躍プランが「気持ちが悪い」のはなぜか?
2章 長時間労働はどうすれば是正できるのか?
3章 日本の労働生産性はなぜ低いのか?
4章 少子化は本当に悪いことなのか?
5章 日本社会の強みと弱みは何か?
6章 私たちはどんな「働き方」を目指すべきか?

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