誰も書けなかった東京都政の真実

鈴木哲夫

「戦犯」がどこにいるか、突きとめた。……第一線のジャーナリストによる、都政を語る上で必読の書!

定価
1,540円(本体1,400円+税10%)
ISBN
9784781614946
NDC分類
318
発売日
2017年1月13日
製本
ページ数
280ページ
カテゴリー
政治・社会

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
小池百合子知事の就任で明るみとなった東京都庁の「ブラックボックス」。なぜ意思決定が混乱しているのか。なぜ莫大な税金がムダづかいされているのか。東京オリンピック計画を操るのは誰か。その混乱の原因は、青島幸男知事、石原慎太郎知事の時代から連綿と続く「無党派層」「都議会」「都庁官僚」とのせめぎ合いにあった。政界トップも絶大な信頼を置く第一線のジャーナリストが、他のメディアが聞き出せなかった当事者の肉声から、混迷の深層を徹底追及する。

鈴木哲夫(すずき・てつお)
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒。ジャーナリスト。テレビ西日本報道部、フジテレビ報道センター政治部、日本BS放送報道局長などを経て、2013年6月からフリージャーナリストとして活動。25年にわたって永田町を取材し、与野党問わず豊富な人脈を持つ。近著に『政党が操る選挙報道』(集英社新書)、『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)などがある。「高嶋ひでたけのあさラジ!」(ニッポン放送)、「ニュース新発見 インサイト」(RKBラジオ)にレギュラー出演のほか、「バイキング」「直撃LIVE グッディ!」「みんなのニュース」(フジテレビ系)、「ゴゴスマ」(TBSテレビ系)、「羽鳥慎一モーニングショー」「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)、「田村淳の訊きたい放題!」(TOKYO MX)などテレビ、ラジオの報道番組でコメンテーターとしても活躍中。
はじめに小池百合子知事が打破を狙う東京都の「特殊性」とは
第一章 劇場化した
東京都知事選の全真相
特殊すぎる「東京都」という地方自治体
なぜ、舛添要一氏は「狙われた」のか
「なぜ俺が辞めなきゃならないのか」
「もっと早くから内田さんと話をしてくればよかった」
すべては「一九九一年」に動き始めた
都議会のドン・内田茂氏の「権力の源泉」
舛添要一氏をはるかに超える「悪党」たち
「視察費の六二〇〇万円なんて大した額じゃない」
「知名度」だけで都知事が決まるカラクリ
「浮動票」がすべてを決定づける
「蓮舫氏不出馬」をめぐる駆け引き 
桜井パパではなかった「先出しジャンケン」の相手
自民党は小池百合子氏の「どこ」が嫌いなのか
小池百合子氏が出馬について相談した意外な相手
「野党統一候補」の右往左往 
そのとき、古賀茂明氏は何をしていたのか 
知られざる宇都宮健児氏の功績 
細川流、小沢流、小泉流をミックスした小池流「空中戦」
鳥越俊太郎陣営、増田寛也陣営の「誤算」 
投票日前から囁かれ始めた「敗戦処理」の方法 
「風が止まったときは、自分から起こせ」 
第二章 都庁官僚と
都議会のカラクリ
「本当の闘い」はこれから始まる 
東京という国家を動かす「都庁官僚」の正体 
知事が都庁を改革する「三つの方法」
「副知事」という名のキーマン 
石原慎太郎都政を牛耳った浜渦武生副知事 
都庁官僚と都議会が巻き起こした「浜渦バッシング」
悪しき体質を変えた巧みな人事異動 
「浜渦人事」がつくった天下りの温床 
石原慎太郎氏を「側近切り捨て」に走らせたもの 
小池百合子氏の初登庁に姿を見せた浜渦氏 
副知事としての猪瀬直樹氏 
小池百合子氏が決断した「副知事全員続投」の真意
「都政改革本部」のメンバーに込められた深謀遠慮
小池都政のキーマン上山信一氏、小島敏郎氏の素顔 
機能しなかった「知事本局」「政策企画局」 
舛添要一氏に引導を渡した「監査事務局」 
「都庁=伏魔殿」の虚実 
大企業に張りめぐらされた都庁OBネットワーク 
天下りは「税金の二重取り」か 
「補助金」がずば抜けて多い東京都 
それでも無下にはできない都庁官僚の言い分 
都庁官僚が考える豊洲移転問題の「戦犯」 
「小池さんは恐ろしい」―「目安箱」設置の波紋
「二〇時退庁」で本当に都庁は変わるのか 
なぜ、都議会は知事より優位に立っているのか
「小池知事vs.都議会自民党」の行方 
「ポスト内田茂」が沈黙を守る理由 
第三章 東京オリンピックと
豊洲移転の深層
山口敏夫氏が身を賭して訴えた「都政の闇」 
「これ以上、森喜朗氏の好き勝手にさせたくない」 
東京オリンピックに蠢く「代々木利権」と「臨海利権」
じつは「旗振り役」ではなかった石原慎太郎氏 
舛添要一氏が踏んだ「虎のしっぽ」 
安倍総理でなければ止められないほどの混迷 
「オリンピックの見直しなんて、できるわけがない」
新たな競技場への「不可解な入札」 
リオデジャネイロで小池百合子氏を避けた?森喜朗氏 
小池百合子氏が打ち出した「復興五輪」に込められた思い 
森喜朗氏がしかけた再逆転劇 
人質に取られた有名アスリートたち 
オリンピックが「ブラックボックス」化するカラクリ
一〇年以上前からくすぶっていた豊洲移転問題の闇 
小池百合子氏が考える盛り土問題の「落としどころ」 
いつ、誰が、なんのために盛り土を変更したのか
きっかけは「新銀行東京」問題だった 
東日本大震災で失われた公表のチャンス
私がスクープした盛り土中止問題の「戦犯」 
元市場長の処分だけでは終わらない 
ここにきて現れ始めた「パンドラの箱」の中身 

第四章 東京都政の暗闘二五年史
東京都知事と「三人の敵」 
四選目は劇場型となった「ミスター官僚知事」 
鈴木俊一氏の「たったひとつの失敗」とは 
青島幸男知事を誕生させた「三対四対三」の法則 
なぜ、青島都政は記憶に残っていないのか 
「石原慎太郎氏―内田茂氏」という二重権力構造 
猪瀬直樹氏が都議会を怒らせた「一言」 
「三人の敵」がそろって牙を剥くとき 
第五章 小池百合子氏が描く
都政改革のシナリオ
「二人のキーマン」が画策する地域政党の連携 
三都市連合構想の「一丁目一番地」とは 
河村たかし氏がカギを握る「豊洲移転白紙撤回」の秘策
「希望の塾」を「小池新党」に移行するステップ 
小池新党を利する自公の思惑のズレ 
「希望の塾に四〇〇〇人」報道の絶妙すぎるタイミング
「真意」をひとり歩きさせるメディア戦略 
「わざわざ大幹事長にご慰労いただくなど滅相もない」
ケンカしているのか、裏で手を握っているのか
なぜ、小池百合子氏は自民党を辞めないのか
そもそも小池百合子氏は「何」と戦っているのか
「男泣き」の理由―衆議院議員・若狭勝氏単独インタビュー
つねに新たな「仮想敵」を叩き続ける戦術 
「所信表明演説」から読み取れること 
後藤新平に仮託した「東京の復興」 
小池百合子東京都知事 独占直撃インタビュー 
おわりに「都政からの国政改革」という長く険しい道 

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