ゴジラとナウシカ 海の彼方より訪れしものたち
なぜ、おそろしいのか。そして、なぜ、なつかしく、切ないのか。
- 定価
- 1,650円(本体1,500円+税10%)
- ISBN
- 9784781612508
- NDC分類
- 778
- 発売日
- 2014年8月8日
- 製本
- 上
- ページ数
- 189ページ
- カテゴリー
-
人文・思想
詳細Detail
- 内容紹介
- 目次
日本の大衆文化の本質と日本人の精神の原風景を民俗学的視点から深くやさしく描くことにおいて、この著者の右に出る者はいない。また<東北>と<沖縄>をおもなフィールドにする氏が3.11の直後、発言を徹底的に控え、書斎にて「ナウシカ」と「ゴジラ」を繰り返し観つづけたけたことは、知る人ぞ知る(のちに新聞、文芸誌などに発表)。本書は日本人が生きた<過去>をゴジラ作品に、これからの未来を<ナウシカ」に読み取る、画期的な試みであり、このふたつの作品をつなぐ細い糸に、世代を越え、日本人の「こころ」に留まり続ける「物語」の特異性と可能性を探るもの。怪獣映画とジブリ作品における民俗学的「神話」の影響は多くの人の知るところでもあるが、同時にそれば著者の独壇場でもある。また、今夏公開のハリウッド版「ゴジラ」の監督へのオマージュを「あとがき」に挿入。「ゴジラ」パンフレットでも民俗学との関係に言及した俳優・佐野史郎との対談を収録。カバー・表紙写真:石川直樹。
赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年生。東大卒。現学習院大学日本文学科教授。民俗学者。「東北学」の提唱者として知られる..福島県立博物館館長。東日本大震災復興構想会議委員。柳田國男、折口信夫、岡本太郎に関する著作多数。現存する民俗学者のうちではもっとも本質的な仕事を続ける学者、フィールドワーカーとしてつねに畏怖される存在。同時にジブリ作品などの大衆的な作品についての論考などでも知られる。受賞歴多数。
赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年生。東大卒。現学習院大学日本文学科教授。民俗学者。「東北学」の提唱者として知られる..福島県立博物館館長。東日本大震災復興構想会議委員。柳田國男、折口信夫、岡本太郎に関する著作多数。現存する民俗学者のうちではもっとも本質的な仕事を続ける学者、フィールドワーカーとしてつねに畏怖される存在。同時にジブリ作品などの大衆的な作品についての論考などでも知られる。受賞歴多数。
はじめに
第1章 ゴジラという神話(一九九二‐二〇一一年)
ゴジラは、なぜ皇居を踏めないのか
まつろわぬ民の末裔たちの反撃―パランとラドンは、何故滅ぼされるか?
海の彼方より訪れしもの、汝の名は
第2章 「あっ、ゴジラだ!」
神話的/肉体的想像力を生きよ!(二〇一三年)
佐野史郎×赤坂憲雄
第3章 ゴジラからの伝言
1 ゴジラはいま、鬼っ子として蘇る
2 モスラ、または南洋という夢
3 「最後の一人」が捧げられるときに
終章 ナウシカへ(二〇一四年)
あとがき
第1章 ゴジラという神話(一九九二‐二〇一一年)
ゴジラは、なぜ皇居を踏めないのか
まつろわぬ民の末裔たちの反撃―パランとラドンは、何故滅ぼされるか?
海の彼方より訪れしもの、汝の名は
第2章 「あっ、ゴジラだ!」
神話的/肉体的想像力を生きよ!(二〇一三年)
佐野史郎×赤坂憲雄
第3章 ゴジラからの伝言
1 ゴジラはいま、鬼っ子として蘇る
2 モスラ、または南洋という夢
3 「最後の一人」が捧げられるときに
終章 ナウシカへ(二〇一四年)
あとがき
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