サッカーと愛国

清義明

スタジアムには日本人が知らない世界基準がある!
2016年度、第27回ミズノスポーツライター賞、優秀賞受賞作品!

定価
1,650円(本体1,500円+税10%)
ISBN
9784781612188
NDC分類
783
発売日
2016年7月14日
製本
ページ数
304ページ
カテゴリー
趣味・実用

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
2016年度、第27回ミズノスポーツライター賞、優秀賞受賞作品!

スタジアムには日本人が知らない世界基準がある!渋谷スクランブル交差点「自称・日本代表サポーター」、「JAPANESE ONLY」横断幕&バナナ事件、旭日旗問題、「サッカー犯罪防止法」、ネオナチとフーリガン、ウルトラスの革命、ザンクトパウリのゴール裏、欧州クラブ事情……サッカーはレイシズムとどう闘ってきたのか? 木村元彦氏(ジャーナリスト)、激賞!<「がんばれ!ニッポン」層が大きなマーケットとされるサッカー界において、ナショナリズムに抗い民族差別問題に正面から取り組んだライターはほとんどいない。その中で清義明は極めて稀有な存在である。本書は路上でもスタジアムでも全力でレイシストと闘って来た清が必然を以って著した、日本初のサッカー界からの反差別の書である。>

義明(せい・よしあき)
1967年生まれ。横浜市在住。フリーライター。
「サッカー批評」「フットボール批評」などに寄稿し、近年は社会問題などについての論評が多い。
日本初のサッカー専門映画祭「ヨコハマ・フットボール映画祭」「東京国際フットボール映画祭」や、サポーターによるNPO組織「ハマトラ・横浜フットボールネットワーク」、東日本大震災の際にサッカーサポーターの被災地支援プロジェクト「Football saves Japan」を立ち上げるなど、独自の活動でも知られる。
中央大学卒業後、株式会社ナムコにて事業戦略やエンターテインメント施設のプロデュースを担当。その後、ウェブ業界へ。多数のスポーツサイトの企画プロデュースも手がけている。他、サッカー映画の字幕翻訳作は多数。

清義明のブログ
Football is the weapon of the future
はじめに
第1章 モンスター化した「ぷちナショナリズム」
・渋谷スクランブル交差点に日本代表フーリガン
・失われた20年で「高度成長」する日本サッカー
・「あんなのをサポーターと呼ばないでくれ」


第2章 ソウルに翻る旭日旗
・ソウルでの日韓戦前夜
・変わりゆく日韓のライバル関係
・旭日旗に対する韓国の反応


第3章 「JAPANESE ONLY」の暗闇
・優雅で感傷的な「無観客試合」
・「JAPANESE ONLY」の解釈をめぐって
・迅速な対応で見えたサッカーファミリーの人権意識


●インタビュー
李鉄泰(李忠成の父)
「僕らはもう戻れない。船は出ちゃったんだから」
・元サッカー選手の父を持つ李忠成
・朝鮮籍か韓国籍か日本籍か
・日本リーグへのあこがれ
・李忠成が日本に帰化した理由
・特攻隊員だった忠成の祖父

●インタビュー
姜成明(映画『TESE』監督)
今、ここに「在る」チョン・テセ
・北朝鮮版『六月の勝利の歌を忘れない』?
・在日コリアンの新しい生き方
・映画のなかで答えを出したくなかった
・テセとアン・ヨンハ

第4章 バナナを食べるサッカー選手たち
・横浜F・マリノス「バナナ事件」
・ツイッターで拡散されたバナナ画像
・差別の意図があるかどうかは関係ない


第5章 サポーターは世界で闘う
・海賊ザンクトパウリの闘い
・造船労働者から不法占拠者の街へ
・サポーターが持ち込んだドクロ旗がクラブの公式に


おわりに
 

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