腹を割って話した(未知との遭遇)

藤村忠寿 著 / 嬉野雅道

対話で綴る、もうひとつの『水曜どうでしょう』

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
ISBN
9784781610597
NDC分類
699
発売日
2013年9月5日
製本
ページ数
197ページ
カテゴリー
エンターテインメント

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
嬉野「今回のロケ、楽しかったんでしょ?」
藤村「楽しかったんだよ」
嬉野「おれは17年間で、いちばん楽しかったよ」

『水曜どうでしょう』新作の旅──その出発前と帰国後に、藤村・嬉野両ディレクターが、再び腹を割って話した。『どうでしょう』のこと、お互いのこと、大泉洋・ミスターのこと、社会のこと、震災後の日本のこと、これからの構想のことを、真摯に、時に爆笑しつつ。
その記録がこれである。
藤村忠寿
65年5月29日、愛知県出身。90年にHTB入社後、東京支社編成業務部に配属、CM営業に携わる。95年に本社の制作部に異動し、『水曜どうでしょう』の前身となる深夜番組『モザイクな夜V3』の制作チームに配属。96年『水曜どうでしょう』を立ち上げ、チーフディレクターを務める。番組ではナレーションも担当しており、その実力は玄人はだし。07年にはアニメ作品『茄子 スーツケースの渡り鳥』で声優デビューを果たした。また近年では『歓喜の歌』(08年)、『ミエルヒ』(09年)などドラマの演出も手掛けている

嬉野雅道
9年7月7日、佐賀県出身。東京でフリーの映像ディレクターとして活動後、95年にHTBの番組制作会社mirucaに入社、『モザイクな夜V3』を演出。その後藤村忠寿と組み、ディレクター兼カメラマンとして『水曜どうでしょう』に参画。10年4月1日付けでHTBに移籍。ドラマ『歓喜の歌』では四宮康雅とともにプロデューサーを務め、『ミエルヒ』では同氏とともに企画、福屋渉とともにプロデューサーを務めた。同作はギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、照明技術賞、放送文化基金賞、文化庁芸術祭賞優秀賞ほか多くの賞を受賞している。
  第一部(出発前)

#1旅に出る前に、腹を割って話した①
・新作は〇〇〇〇
・いつもどおりの世界
・イベントは単なるきっかけ
・日常的に『どうでしょう』している
・救済としての『どうでしょう』
・実地で気付いていく
・前回のプレッシャー
・面白くならないわけはない
・お互い不安を見せない
・リスクと表現の幅
・クレーマー、何人いる?
・自分で判断しない人たち
・腹を立ててもしょうがない
・実直であり、実態がある
・時代の仕掛け人とは

#2旅に出る前に、腹を割って話した②
・ドラマ『ラジオ』を見て
・理解できないという前提
・理解しなきゃという義務感
・「観光気分で来てください」
・誰のための報道か
・同じ目線に立つには
・『どうでしょう』のタイミング
・脱糞
・さらに脱糞
・テレビの表現を守りたい
・『どうでしょう』の無意識

#3旅に出る前に、腹を割って話した③
・パズドラにハマる
・パズドラがおれをハメている
・課金させてください!
・お茶代を徴収する新サイト
・金に見合うかどうかは
・緊張感の中で関係を深め合う
・強気!
・藤村&藤村父の2ショット
・濃密な関係を擬似的に
・ツイッターはやらない
・再びパズドラの話

  第二部(帰国後)

#4旅から帰って、腹を割って話した①
・ロケは楽しかった
・場を作る役割
・藤村VS大泉
・人間は「遊び」で生きている
・時間を掛けて浸透
・気分がいちばん大事
・楽しむことは怖くない
・抱えるものが無い
・仕事が好きなのかどうか
・視聴率に対する意識

#5旅から帰って、腹を割って話した②
・番組HP、開始の経緯
・背負いすぎない
・ドラマ制作で学んだこと
・よく言ってくれた
・新作用の新しいカメラ
・ハート木っ端みじん
・それぞれの領分
・17年間でいちばん
・無言の小競り合い
・ドラッカーさんいわく

#6旅から帰って、腹を割って話した③
・最終回の涙
・それでもうチャラ
・ 『どうでしょう』にある大事なもの
・切実さにほれた
・ロケやだな・・・
・言葉で意味付け
・行きたい場所
・未知との遭遇

あとがき

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