嘘みたいな本当の話 みどり

内田樹 著 / 高橋源一郎 編集

身近に起きた、小さな奇跡。
――全国から届いた153の実話たち 

定価
1,100円(本体1,000円+税10%)
ISBN
9784781608006
NDC分類
914
発売日
2012年6月22日
製本
ページ数
298ページ
カテゴリー
文芸・小説

詳細Detail

  • 内容紹介
  • 目次
泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
まえがき 内田樹

私が会ったなかで、いちばん酔っぱらっていた人の話
ダイスケの馬鹿!/横断/あの酔っぱらいは予言者だったのか?/帰り道/扉を開けたら

そこから入ってくる?
ポピンズ/夏の夜の珍客/シャットアウト

歯が折れた話
この人です。/大車輪/ばな奈

私が会ったなかで、いちばん粗忽な人の話
デビュー/十七時にはあがります。/子どものお使い/おべんと持ってどこいくの/本当の名前は?/なくてもいいらしい/漢字テスト/熟語/聞き間違い/世界の福本からの電話/やな客/ヒラメの日/人体の不思議/パック/赤裸々な申告/携帯禁止区域/名作/なんで、いるの

変な機械の話
キリン/おしゃべりな携帯/女の子に弱い

聞いたことのない音が聞こえた
アゴ外し/ながいともだち/どなた?/歩み

壮絶にまずい食べ物の話
牛丼/順列組み合わせ/グリーンカレー/不毛なマウンド/迷い

おばあさんの話
やわらかい氷/言い得て妙/かぼちゃとメロンパン/かずサン/川の向こうには/ヘビに湯/追い詰める/指輪物語/ノスタルジア

あの人、高貴な方だったのね、という話
自分、水呑百姓の末裔ですから/一瞬の鯉……いや、恋

マジックナンバーの話
語呂合わせ/筋を通した男/男の一本道

空中を飛んだ話
大事なのはそこじゃないんだ/ダイブ/空中遊泳/憧れの主審

予知した話
予知が好きだった頃の話/不幸の手紙

ばったり会った話
クジャク/三人組/これも「運命」の再会/不思議なおばあさん/偶然の駅/双子に縁のある人/本屋の男/検索結果/本当に好きだった人/カニ少年団

あとからぞっとした話
「けん」と「犬」と/KYな九官鳥/謎のソーラーおじさん/何やったんだろ? あの人/爪の話/車内携帯/生きているのだけど/回転/みずさこちん/島の海/草木に耳あり/動物園にて/想定外/妻の涙/トレース/ナガオ君/本の受難


そのとき足の下にあったもの
四つ葉のクローバー

空に浮かんでいたものの話
蜘蛛のゆくえ/九官鳥に哲学を見た/火の玉/ごくろうさまです

終電車の話
もう追いつかへんし
犬と猫の話
猫の手/うっそ~/犬とは思えない/うん、わかるよその気持ち/猫の通夜/老犬と子猫

私が会ったなかで、いちばん物忘れのはげしい人の話
意外な特技/仲良し三人組/スナイパー?/愛妻

そっくりな人の話
イラストの私/認識/気づき/なんでだろ

そのとき、「私はこの人と結婚する」と確信した
あなたのために祈っておいた/予感/修道女に見えたカミさん/そんなバナナ/オカメソバ
戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話
爪楊枝/キヨシ何処へ/魔法のステッキ/袋詰めの愛情/いまの夫

私が会ったなかで、いちばんカラフルな人生を送った人の話
無謀なオジイサン

今年いちばん、嘘みたいだった話
スモーキン、ウォーキン/幸せな誕生日/落ちてきたもの/ある夜の出来事/悩ましい名前の人たち/いまどきの読み方?/お返事/ 日本じゃない/市民の常識/タイミング/プロポーズ/東京タワーのカフェでコーヒーを飲む女/戻ってこなくていいものだった/三十六年ぶりに/嵐を呼ぶ次男/兄が……!?/親友/音の知らせ/重なるときには重なるもの/夫婦/いつのまにか/適温/拾いもの/思し召し?/カラス天狗

[巻末特別寄稿]
あの人の「嘘みたいな本当の話」
流しから出てきた二人目のぼく 横尾忠則
まさか 立川談春
知らないうちに出会ってた 田原総一朗
気まずすぎる邂逅IN歌舞伎町 三浦大輔
田んぼの香水 小泉武夫
引き出しの中の名前 近藤聡乃
シャーマニズム体験 横塚眞己人
私の頭が大きい話 山崎ナオコーラ

あとがき 高橋源一郎

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