15世紀末のミラノ。ローマ教皇庁を揺るがす、ダ・ヴィンチの壮大にして綿密な計画に異端審問官が挑む――。
ニューヨーク・タイムズ ベストセラー、世界40か国以上で出版された大ヒット作!
1497年、ミラノで若き大公妃が急死した。
その前後、ローマ教皇庁に〈予言者〉なる匿名の人物からの手紙が頻繁に届く。ミラノでの不穏な動きを伝える手紙には信憑性があり、異端審問官、アゴスティーノ神父が密偵として派遣される。
アゴスティーノが滞在したサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院では、ミラノ大公の命を受けたレオナルド・ダ・ヴィンチが『最後の晩餐』を完成させようとしていた。絵には聖書を無視した点が多く見られる。巨匠は秘密を忍ばせているらしい。
正体不明の〈予言者〉とはだれなのか、そしてダ・ヴィンチの秘密のメッセージとは。
アゴスティーノが必死で謎解きに挑む周囲で、殺人が連続して起きる――。
ハビエル・シエラ(JAVIER SIERRA)
1971年スペイン、テルエル生まれ。
マドリードでジャーナリズムを学び、95年に初の著書を出版する。
本作の世界的ヒットに次いでオートフィクション風の新作『El Maestro del Prado』は2013年スペイン国内で年間ベストセラー1位に輝いており、スペイン・ミステリーの担い手としていまもっとも注目されている作家。
本国ではテレビやラジオへの出演者としても有名である。
宮 真紀(MIYAZAKI MAKI)
スペイン語圏文学・英米文学翻訳家。
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。
おもな訳書に『死んだ人形たちの季節』(集英社)、『ネルーダ事件』、『時の地図』、『宙の地図』(早川書房)、『心のリュックを軽くする』(CCCメディアハウス)、『メモリー・キーパーの娘』(NHK出版)、『女王フアナ』(KADOKAWA)、共訳書に『スアレス 神憑』(亜紀書房)など多数。
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